ハラスメントの世界
センチメントの季節、という漫画がありましたがご存知ですか?
それはさておき、この世はハラスメントにあふれていますよね。セクハラ・パワハラのセパ両ハラスメントを筆頭に、アルハラ、マタハラ、モラハラからオカハラ(お菓子ハラスメント)、ヌーハラ(ヌードルハラスメント・麺類を啜る音によるハラスメントですって!)なんてのも。
リモートのミーティングで「本棚の赤い帯の本ってどんなの?」「ベース置いてあるけど、弾くんだ~」といったカジュアルトークだって下手すりゃしっかりリモハラですよ。
個人的にはなんでもハラスメントにすりゃいいってもんじゃないだろ、とおもうんですが、世界で一人でも不快感を覚える人がいた時点でハラスメント認定されるこんな世の中じゃポイズンです。
どうせポイズンなら先回りしてやろう、という趣旨のもと、最近ぼくがリアルに喰らったハラスメントをいくつか紹介します。なにしろ暇だから。
ミツハラ
見積もりハラスメント。発注元に「とりあえず見積もり出してよ~」といわれて出したにも関わらず、その後なしのつぶて。そんな経験ありませんか?
せめて価格交渉とか「いうても高かったので今回はお断り…」ってコミュニケーションがあったっていいじゃない。にんげんだもの。みつを。実話。
テイハラ
提案ハラスメント。オリエンするじゃないですか。で、いつまでに提出してくださいといわれた期日までにパワポとかで企画書つくるわけですよ。
提出するわけですよ。コロナ禍なのでメールですよ。ありがとうございますと返信くるんだけどその後なしのつぶて。おい、なんか言えよ!実話。
オマハラ
お任せハラスメント。業界あるあるだとおもうんですが、オリエンやヒアリング、取材などの場で「表現はもう、プロにお任せしますんで!おもいきっていいヤツ、創っちゃってください!」という社長や担当者がそのまま本当に任せてくれることはノストラダムスの大予言ばりにない。
ぜったいにない。ぜったいにだ。カムサハムニダ。実話。証言多数。
アカハラ
赤入れハラスメント。自分の能力不足を棚に上げますが、最近Googleドキュメントでテキスト提出するケースが増えてて、あれ、発注者からの赤入れがリアルにわかるんですよね。「◎◎からの提案が100件以上」とかあると精神的にキます。
もちろんぼくは担当が女性の場合は新川優愛ちゃんから、男性の場合は福山雅治からの赤入れだと思いこむように訓練しているので決して凹むことはございません。むしろ奮起するわ。実話。日々。
ズノハラ
Zoom飲みハラスメント。PC画面越しにイッキを強要する。あるいはテキーラチャレンジを開催する。はたまた会社や上司の愚痴を聞かせる。
聞かせた挙げ句「よしわかった!オレはもう明日言ってやる。絶対に朝イチでわからずやの部長にリモートで直談判してやるぅ!」と鼻息荒く語るなど。そして翌日直談判した事例はノストラダムス文字数。実話。
■ ■ ■
いやいや、ハラスメントって奥深いですね。世の中なんでもハラスメント。それを世知辛いなんて書くとまた怒られちゃうんでしょうね。あるいはこうやってハラスメントを茶化すなんて低俗の極みとか言われるんでしょう。
どうなってるんでしょうね、令和の日本。遊びが一ミリもないブレーキってかえってあぶないんですけど。ああ、こんなこと書くとまた燃料投下になっちゃうんですかね。なんだか息苦しい世界になっちまいましたね。
せめてこんな曲でもきいて機嫌よく過ごしませんか?
(おしまい)
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