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Pentax SPと期限切れのリアラ100

こんばんは、薄明です。写真や自分の美に対する意識などを書き連ねていくことが多いここですが、単純にある程度のまとまりの写真を記録しておくのもよいかな、と先日のCanon EX AUTOのときに思ったのでした。なので、先日上がってきた組み合わせをひとつ紹介したいと思います。

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カメラの方はAsahi Pentax Spotmaticのブラックボディ(ジャンク上がり)。レンズはSuper Takumar 55mm F1.8(ジャンク上がりのカビ玉)です。そしてフィルムは過去に100円で買った、(その時点ですら)いつ期限が切れたのかもわからない、FUJICOLOR REALA ACE 100(リアラ100)でした。三つともが、誰の保証も得られない状態でした。

そんなのでテストになるのかというのは思ったのですが、勢いというものです。最低限、シャッター幕がちゃんと働いているかを見ることが出来れば十分かなと思いました。現像代などはかかってしまいますが…。24枚撮りを半日で一気に撮りきりました。幻像とデータ化はいつものカメラのスターさんです。

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リアラエースは10数年前、まだ写真がよくわかっていなかった頃に、一度何故かお店で買って、借りたフィルムカメラに詰めて撮ってみたという経験がありました。我ながら情けないのですが、そのときの感動だとか写真だとか、思ったことなんかはほぼ全く残っていません。残念なことです。

しかし何の因果か、誰かのリアラが期限の切れたまま私のところにやってきたのでした。感度100なので、状態を考えて2~3段感度が落ちていると想定して撮りました。つまり、感度25とか12とかその程度に想定してです。気持ち絞りは開き気味、SSは遅め…です。下に並べた中には夕日の中で1/15で切ったものもあります。

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像が写ってはいましたが、大体は上記よりもさらに激しい色被り(特に赤茶)の写真ばかりでした。さすがにフィルム写真と言えど、そのままアップしても私が気持ちよくはありませんので、触れそうなものは色味を調整するなどしてみました。自分が認識するフィルム写真である、という範疇からは外れないようにしたつもりです。どうしようもないものはモノクロにしました。(概ね赤茶を撮るために青み側へ調整したように思います)

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こんな感じです。最後のはフレア・ゴーストというのでしょうか、不思議な色合いとともに、割と気に入りました。けれど再現はできないですね。このフィルムにしても、期限切れをわざわざ使って狙うのは、私のやり方だと割りが悪いのでたまたまこうして手元にあったらやるくらいかもしれません。

はたしてこういう変わり種(のフィルム)を使ったとしても、自分らしさが出ているのだろうか、そこが気になるところです。出ていなければ、まだまだ私の眼と感覚が写真というものと接続しきれていないのだろうと思います。道具や環境に振り回されず、焦らず、自分となじませていきたいと思います。

それでは、よき写真生活を。

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