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法隆寺宝物館で数十軀の観音菩薩像をじっくりと拝見してきました@東京国立博物館

昨日は「大寒波が来る」ということで身構えていましたが、日中は「寒波、来ないなぁ」なんて思っていました。それが17:00頃に、急に外でビュービューと風が吹き始めて、部屋の窓をドンドンドン! と叩く音がし始めます。「おーい、おれだぁ! 寒波来たぞう! 開けろー!」みたいな雰囲気に…。「開けなくても入るからなぁ!」と言いつつ、寒波が窓からどんどん入ってくるのを感じましたよ。

今朝は少し落ち着きましたね。風の音は部屋の中までは聞こえてきません。

さて、23日は天皇夫妻が東京国立博物館へ行っていたようです。なんだか半年に一回くらいの割合で、ご覧になっている気がするのですが、気のせいでしょうか?

そんな東京国立博物館トーハクの正門を入ると、本館(日本館)を真ん中に、その左に表慶館、右に東洋館があり、本館の左奥には平成館があります。これだけ散らばっていると、一日で見て回るのは難しいと思います。

そしてですね……何度も行っている人は知っているのですが、実は表慶館の裏側にも法隆寺宝物館という立派な建物があるんですよね。わたしも久しぶりにトーハクを訪れた時には、法隆寺宝物館の存在自体に気が付きませんでしたし、何度目かに気が付いた時には「なぜ法隆寺の宝物館が、東京にあるの?」とも思いました。

そんな穴場的な場所なので、トーハク自体がかなり混み合っている日や時間帯でも、法隆寺宝物館へ行くと「し〜〜〜ん……」としていることも、珍しくありません。静かな寺院へ来た時のような、落ち着いた気持ちになれる場所です。

そんな法隆寺宝物館へ、この週末に久しぶりに行ってみました。以前、1月31日に『デジタル法隆寺宝物館』が開館するとnoteに記しましたが……万が一に……ないとは思うのですがw ……同イベントが始まると、法隆寺宝物館が混み始めるかもしれないなと……その前に、じっくりと観ておこうという魂胆です。

もうひたすらに数十ある観音菩薩像を、1時間くらいかけて見て回りました。

以下はその記録……というか写真集ですね。いずれも7世紀の飛鳥時代の観音菩薩像です。それぞれに由来や解説などは記されていませんので、記すコメントもあまりありません。写真だけを載せておきたいと思います。

以上、まだまだ他にも多くの観音菩薩像がありますが、気に入ったというか、少しでもハッとなったものを写真に残しておきました。

法隆寺宝物館には、そのほかいくつもの半跏思惟像もあって興味深いです。収蔵品のほとんどが重要文化財で、ここだけで国宝もいくつあるか分からないくらいです。

特に本館などが混んでいる時には、おすすめのスポットと言えるでしょう。

追記:建物の目の前に人工の池があるのですが、そこで女子高生と思われる人が、Tik TokなのかYouTubeなのか用に、ダンス動画を撮っていました。「宝物館が穴場だよ!」とでも話題になっているんですかね? トーハクを、そういう風に使うのも、正しい使い方のような気がします。古い文化が新たなカルチャーを作り出す……そんな感じがしていいですね。

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