前田青邨の『燕山之巻』データ・アーカイブ
先日、東京国立博物館(トーハク)に展示されていた、前田青邨《燕山之巻》をnoteしました。その時に画像を整理していて、この全体像が知りたいなと思ったんです。それでトーハクの画像検索(アーカイブ)サイトで探したら……なんと、前田青邨さんの絵が、1つも……ひとっつも! アーカイブされていないんです。そういえばさぁ…以前、前田青邨さんの《竹取物語》を紹介した時にも「あれ? 公式アーカイブにないなぁ」って思ったんですよね。なんでなんで? 前田青邨さんって、トーハクでそういう扱いなの? いやでも前田青邨ってけっこう展示される機会が多いし、そんなはずないよね! もしかすると明治以降の近代絵画は、そういう感じでアーカイブしていないの? なんて思いました。
冷静に考えると、このトーハクの画像検索アーカイブって、特別展などを開催したときに、カタログやチラシ用に撮影したデータを、アーカイブにしているんですよね。となると、トーハクで近代絵画の特別展や特集を組むことなんて、ほとんどないでしょうし、なかったでしょうから、ちゃんとカメラマンさんに依頼して撮影していないんじゃないかと思われます。これって怖いですよね。トーハクが地震や火災に遭って被災でもしたら……近代絵画の……画像データがない……。
ということで……ということでもないのですが、週末に仕事へ向かいがてら「やばいやばい!」と思いながら撮ってきた画像データを、noteに置いておきたいと思います。iPhone 12でパパパッと撮っただけなので、歪みも酷いですけど……まぁ後で役立つかもしれませんし、誰かが役立ててくれるかもしれませんしね(著作権は切れているし、紙作品の真正面からの画像データについては、権利を主張できないようです。ただし、商用利用などの際にはトーハクの許可等が必要になると思いますので、利用の際は要注意です)。
今回はここまでしか行なえませんでした……無念。
また時間を見つけて補正しなおします。
それでは
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