俳句 大寒


俳句を作りました。
今回は四句です。詩を添えました。

枯れすすき 雀が宿る 昼下り

小春日の 日差しやさしく 蝶が舞う

水鳥の 弾く水面みなもや 蘇鉄そてつ見る

日向ぼこ 陽差しに伸びる 猫の影

小春日をいつものように散歩する

冬枯れの木には鳥たちが宿り
静かな空気が心地よい

時折、足音が聞こえては
僕を追い抜き、過ぎてゆく

遠くでは、子どもたちが
風のない空に凧をあげようと
遊んでる

ポカポカした陽ざしは
僕のこころを暖める

静かな空気を切り裂くような
鳥の鳴き声が響いて

僕は夢から醒めたよう

小春日も暮れそうな午後のこと


時候は以下の通りです。
・大寒
 二十四節気の一つで、新暦一月二十日ごろに
 あたる。一年で最も気温が低い時期である。
季語は以下の通りです。
・枯れすすき
・小春日
・水鳥
 俳句ではカモ・カイツブリ・ユリカモメ・
 オシドリなど、冬に水上にいる鳥を総称して
 いう。
・日向ぼこ
 日の短い冬は暖かい日向が恋しい。わずかな
 日に温まろうとして昼の一時を味わうのは
 至福のひと時である。

角川文庫 俳句歳時記 冬

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