haku

日々 米津玄師さんの音楽と共に✨

haku

日々 米津玄師さんの音楽と共に✨

最近の記事

  • 固定された記事

傷ついた心を光に変えてきた米津玄師さんへの想い(2020.10.19音楽文)

…………… STRAY SHEEPリリース4周年☆ この機会に、リリース2ヶ月後に書いた音楽文の一部を省略し少し短くしてアップし直しました。 …………… アルバム「STRAY SHEEP」が発売されてもう2ヵ月経ったが、驚くほど毎日新鮮に、繰り返し聴いている。 聴くたびに心を掴まれ、好きは増えるばかり… 魂のこもった歌声、優しい歌声… 美しいメロディ… 曲によってテイストの違ういろいろな音の重なり… 聴き入る。全く飽きることがない。 そして深い歌詞、詩的な表現…反芻する

    • 米津玄師「ホープランド」と井上陽水「つめたい部屋の世界地図」

      私の音楽のルーツは、ごく初期の井上陽水、かなと思っている。 中学の頃、井上陽水さんの音楽を聴きまくっていた時期があった。 約1年間、来る日も来る日も聴き続けた。 初めて買ったLPレコード(アルバム)は『二色の独楽』。 聴いていたのはごく初期の頃の曲で、 『二色の独楽』までのアルバム5枚のみだったけど、一人の人の音楽にこんなに浸ったのは初めてで。 やっぱりこの頃の井上陽水さんの音楽は自分の潜在意識の中に色濃く残っている気がするし、自分の音楽のルーツなのかなあと感じている

      • 米津玄師という“人”への大きな信頼 〜米津さんへの思いをつらつらと〜

        きっとわかりあえるはずさ なんてことを軽々しく言わない これからもずっと一緒だよなんて軽々しく言わない …だから信用できるのだ 歌詞の中に感じた、 自分をごまかせない実直さ、 嘘をつかないつけない誠実さ… 自分の中にある米津さんへの大きな信頼の始まりはやっぱりそこだったと思う。 私の中で、米津さんへの気持ちの一番根底にあるのは、米津玄師という“人”への信頼かもしれない。 “言葉にすると嘘くさくなって 形にするとあやふやになって 丁度のものはひとつもなくて” “さよなら

        • 「ララバイさよなら」を聴きながら…〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          “痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに” (「ララバイさよなら」米津玄師) 米津さんからこういう歌はもう生まれることはないのかもしれないな…と そんなことを思いながら聴いていた。 ここまで闇、皮肉、諦め、愛…を詰め込んだ歌はないのでは。 でも、 今もどの歌にもそういう部分は確かに息づいていて。 「恥ずかしくってしょうがねえ」も結構ストレートに、 どこか “普通”から外れてしまった感覚を抱えた心、そこから出た感情、皮

        • 固定された記事

        傷ついた心を光に変えてきた米津玄師さんへの想い(2020.10.19音楽文)

        • 米津玄師「ホープランド」と井上陽水「つめたい部屋の世界地図」

        • 米津玄師という“人”への大きな信頼 〜米津さんへの思いをつらつらと〜

        • 「ララバイさよなら」を聴きながら…〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          米津玄師さんのツアー“変身” 余韻を増幅させた素晴らしい演出

          「米津玄師2022TOUR変身」 全国5会場で行われたツアーが先週ついにファイナルを迎えた。 完走できて本当によかった✨ 約2時間の夢のようなライブ…、その冒頭と最後には、米津さんがグッズに描いたイラスト“NIGI Chan”がスクリーンに登場し、実際に動いたり運転したりする映像が流れる演出があった。 それがとても印象的で…。 その演出について、いろいろ感じたことをやっぱり書きたくなり、書いておくことにした。 ライブの冒頭、車を運転するNIGI Chanがスクリーンに映

          米津玄師さんのツアー“変身” 余韻を増幅させた素晴らしい演出

          “思考の人” 米津玄師さん 〜自分と向き合うこと 考え続けること

          少し前にテレビ番組で、何かのランキングで「カイト」が紹介されていて、米津さんのこんな言葉も紹介されていた。 「わかりやすい、大きな応援ソングというものに対する嫌悪感が、子供の頃からすごくあったんです。」 4年前に「パプリカ」制作時のインタビューで米津さんが言っていた言葉。 この言葉を最初聞いたとき、あ、なんかすごくわかる…と思った。何故なのかははっきりとはわからないが…。 「わかりやすく大きなもの、広いもの、壮大なものに対する不信感はまず第一にあって。たとえば、いろん

          “思考の人” 米津玄師さん 〜自分と向き合うこと 考え続けること

          定期的に中毒になるカムパネルラの音と歌声 〜米津玄師さんの楽曲〜

          米津さんの曲は中毒性がある曲が多く、発売から何年経っても定期的に中毒になったりする。 アルバム「STRAY SHEEP」の1曲目に収められている「カムパネルラ」もそのうちの一つだが、とくにこの曲は、曲もMVも中毒性が半端ない。 久しぶりに聴いたり観たりすると離れられなくなる。 そして聴くたびに観るたびにいろんな想いがわいてくる… なので、発売から2年経つ今更ではあるけれど、それを書いておきたくなり… 書くことにした。 なんと言っても美しい歌声… 喉の奥からまっすぐに伝

          定期的に中毒になるカムパネルラの音と歌声 〜米津玄師さんの楽曲〜

          音楽の祝福の連鎖 〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          映画「シン・ウルトラマン」の主題歌として作られた「Mハ七」。 米津さんはこの曲について「多義的な何かを含ませて…」と言っていた。 ほんとにいろんな意味にとれるし、どれも正解な気がする。 映画を観て、「Mハ七」はまさにウルトラマンの歌だと思ったし、感動した。 ウルトラマンに感情が入り、エンドロールで曲が流れたときは鳥肌が立ち震えた。 でもやっぱり、繰り返し聴くほどに、私にはこの曲は米津さん自身であるように聴こえるし、米津さんと重ねながら聴いてしまう。 “遥か空の星が ひ

          音楽の祝福の連鎖 〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          歌詞の根っこにあるもの 〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          “戦うやつらはあの子を笑う 戦わない歌うたうから” (「KARMA CITY」米津玄師) 戦わない…ではなく、戦えない、のだと思う。 戦いたい、けど戦えない。 すくい上げてくれる人だなあと。 久しぶりにこの曲をじっくり聴いて、ほんとそういう視点を持ってる人だよな…と、また米津さんのことをつらつらと考え始めた。 戦う人が勇気をもらえる歌は多いと思うが、米津さんの歌には、そういう、戦えない人が救われるような歌詞が多い。 自分でどうしようもないことだったり、 責めが内へと向

          歌詞の根っこにあるもの 〜米津玄師さんについてつらつらと〜

          傷ついた心を光に変えてきた米津玄師さんへの想い〜彼とファン一人一人との心の繋がり〜(2020年10月19日 音楽文)

          アルバム「STRAY SHEEP」が発売されてもう2ヵ月経ったが、驚くほど毎日新鮮に、繰り返し聴いている。 聴くたびに心を掴まれ、好きは増えるばかり… 魂のこもった歌声、優しい歌声… 美しいメロディ… 曲によってテイストの違ういろいろな音の重なり… 聴き入る。全く飽きることがない。 そして深い歌詞、詩的な表現…反芻するように聴いている。 米津さんの曲は、今までの曲もそうだが、本当に歌詞が深い。 心にささる歌詞、考えさせられる歌詞、切なさや痛みを含んだ歌詞、そして文学的な

          傷ついた心を光に変えてきた米津玄師さんへの想い〜彼とファン一人一人との心の繋がり〜(2020年10月19日 音楽文)