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雨の中、共感を学びに

NVC(Nonviolent Communication)というコミュニケーション手法をつい最近知りました。

調べると1週間以内に吉祥寺で体験できる場が開かれるとのこと。予備知識を何も入れずに飛び込んでみました。

とても興味深いワークに参加できて面白かったのでここに記してみます。



NVCについての知識は皆無で、超初心者(人間の成長度で例えると、お母さんが摂取したタンパク質が卵子になろうかという状態)の私を、ファシリテーターのお二方や参加者皆様は温かく受け入れてくださいました。

何をするかもわからず席につくと、
「トランプ忘れた!」
「大丈夫、あるわよ」
等とお話しされているので、
「え、トランプ?ゲームするの?大貧民なら得意です」
とよぎりましたがゲーム大会ではありませんでした。

それは共感トランプという色々な感情とニーズの言葉が1枚に1ワード書かれたカードのことで、NVCの仕組みを学べるトランプなのだそうです。

自己紹介が終わり、さっそくカードを使ったワークの説明に入ります。

・1人の話し手がエピソードを披露する。
・聞き手全員はそのエピソードから連想される感情のカードを場にたくさん並べる。
・その中から話し手が一番フィットする感情を選び、同じ感情を全員同時に1分間味わってみる。
(本当はもっとたくさんのことをするのですが、ここでは割愛します)
という流れで事が進みます。

始まる前までは話し手のストーリーをジャッジしちゃったらどうしよう。などと斜に構える予感しかなく、心の中がザワザワしていたのですがそんな心配は無用でした。

話の内容にフォーカスするのではなく、場に並べられたカードに書いてある感情の言葉だけを頼りに共感すれば良いので、とても心が穏やかなまま、共感に没頭する事ができたのです。

そもそも私が考えていた「共感する」ということは、その人のストーリーをまるっと全部背負うくらいの覚悟を持たないとできないと思い込んでいたのでこんなにあっさりとした距離感でいいの?となりました。


他者の話を聞く際、大体はストーリーや言葉に気を取られて、その人がどんな感情の状態なのか?には目を向けていなかったと反省もしたのですが、もっと目から鱗だったのは、そもそも私が私自身の感情さえわからないまま他者とコミュニケーションを取っていたということです。

びっくりですね。
自分のこと知らなすぎ!
なのに「誰かの言葉に傷ついたー」とか言って心の中でメソメソしてました。

こんなに心が揺れるのはどんな感情が気付いて欲しがっているのか。ちゃんと探ってあげようと思います。

冥王星が山羊座を抜ける日に出会ったNVC。
これは(私にとって)新しい予感しかありません。