キラキラヒカル

来るもの拒まず去るもの追わず。まずは自分の幸せから。目標は天寿を全うすること。

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来るもの拒まず去るもの追わず。まずは自分の幸せから。目標は天寿を全うすること。

マガジン

  • 図書館に行ってきた

    図書館で借りた本を5冊ずつ紹介。 とはいえ感想のみで内容がわからないものも多々。

  • 💊病気についての覚え書き

    乳がんの肺転移、入院、検査、手術、抗がん剤治療などについて。経験談。思ったこと。

  • 俳句と短歌

    俳句大会や短歌大会に参加させていただきました。

最近の記事

庭の景色あれこれ

雨が降っている。 庭の屋根があるところにイスを置いて、葉に落ちる雨の音を聞いている。 枯れ葉に落ちる雨の音は少し高い。 昨日は縁側にカマキリがいたので隣に座ってみた。 緑のカマキリだったので、以前見かけた茶色いカマキリが脱皮したのかもしれない。 覗き込むと首を回して見返してきた。 そのままガン見され続けた。 庭には数匹のクモがあちらこちらに巣を作っている。 夫は、頭に引っかからない場所の巣は大目に見ている。 雨上がりのクモの巣は美しい。ハチの巣と並ぶ芸術作品だと思う。 ク

    • 土鍋の炊飯時間のデータ

      夫は単身赴任中に土鍋でご飯を炊くことにハマった。 単身赴任が終わり、一緒に住むようになると土鍋ご飯の素晴らしさを訴えてきた。 今まではガス火だったから夫の言う通りに土鍋でご飯を炊いていた。 1合なら強火で11分、蒸らし20分。 1.5合なら強火で13分、蒸らし20分。 「すごくない?美味しいだろ?全然違うんだよ!時間も短いし、簡単だろ?」 今の住まいに引っ越してきてからはオール電化で土鍋が使えなくなってしまい、夫は炊飯器のお米をしょんぼりと食べていた。 IHで使える炊飯用

      • ふと思ったこと

        庭の木陰にイスを置いて座っている。 横では夫が生垣の枯れた部分を取り除いている。 昨日までの雨で緑がイキイキとして、青空と日の光に輝いている。蜘蛛の巣もキラキラしてる。 ただボーッと座っていると自分が自然の一部になった気がする。 ときおり蜂が通り過ぎ、蝶が通り過ぎ、ヒヨドリが通り過ぎ、風が通り過ぎる。 木がザワザワと音を立てて揺れ、風鈴がチリンと鳴る。 遠く近くに鳥の声が聞こえる。 よくわからない虫が腕にとまり、蟻が足を登ってくる。 しじみ蝶、紋黄蝶、アゲハ蝶、蟻、あし

        • どう見ても庭師

          夫がタオルを頭に巻いて、庭の木を切りまくっている。 「枝が密になっている。」 「この木が無ければ広く感じる。」 「俺の通行の邪魔になる。」 『いや、まだどんなふうに花が咲くか、実がなるかわからないじゃない。一年は様子を見ようよ。』 「これは?この枝はいらないよね?」 「これが無ければ新芽が伸びやすいよ、きっと。」 「これ邪魔なんだよね〜(すごく嫌そうに)」 『うん、もう好きにしていいよ。 その代わり、木以外の植物は残しておいてね。』 この庭にある植物はほとんど名前を知

        庭の景色あれこれ

        マガジン

        • 図書館に行ってきた
          32本
        • 💊病気についての覚え書き
          26本
        • 俳句と短歌
          9本

        記事

          心地よい距離

          夫はたまに 「気にしないで、俺のことなんか」と言う。 遅くに帰ってきた夫の夕食が冷めていて 「温め直そうか」 と言ったときとか。 夫が着ようと思っていた服をまだ洗っていなかったときとか。 最初は冗談ぽく捉えていたけど、何度も聞くうちにネガティブな感じが気になった。 先日ついに 「それ、やめなさい」 と言った。 それがキッカケで無言の不機嫌が始まった。 私は夫自身が自らを貶める言い方が気に入らなかった。夫は私の為に言っていたのかもしれないけど。 あ、もしかして私の言い方か、

          体は心の寄生獣

          帯状疱疹から1週間。無事に治りました。 帯状疱疹だと気づく前、土曜日だったのでいつも通り夫と買い物に行ったりして過ごしていた。 いつも通りのはずなのに注意力散漫というか、夫との会話がスムーズにいかなかった。 「聞いてる?」「うん」「返事はなし?」「うん」 雰囲気がどんどん悪くなるのに、放置してしまっていた。よくわからないけどそれどころじゃない。 後で夫からは 「そういえば突っかかってきた感じはあるかな。オレも言い返したりしてたし。大丈夫。」 いや、言い返すんじゃなくて大人

          体は心の寄生獣

          💊2度目の帯状疱疹

          また帯状疱疹になった。 前回は2022年の年末。それは胸の下辺りの湿疹だった。 今回は何とお尻。 坐骨神経痛が始まりだった。 お尻から太ももにかけての痛み。 しばらくして「何かおかしい」と思って触ってみると水疱が並んでいた。 発見したのが土曜日の午後。 月曜日、近くの皮膚科は定員オーバー、少し遠くの皮膚科も「火曜日の予約なら」と。 帯状疱疹は早めが大切なんだけど仕方がない。 火曜日の予約時間前に来院すると「緊急性があるから」とすぐに診てもらえた。 湿疹の場所が肛門近くだったか

          💊2度目の帯状疱疹

          占いの世界は広くて長い

          子供の頃から占いは好きだった。 『My birthday』をよく見ていた。 雑誌やテレビの最後の「今日の占い」はいつも気にしていた。 大人になってからは人生という大きな流れを知りたくなって手当たり次第に自分の生年月日を入力した。 過去の出来事と占い結果を照らし合わせて、その占いの信憑性を確かめたりした。 いろいろ占ってみていろいろ書いてあって何が何だかわからなくなって今に至る。 ぼんやりとどれも当たっていた気がする。 それにしても世の中にはたくさんの占いがある。 ChatG

          占いの世界は広くて長い

          手のかかる家ほど可愛い

          今回買った家は築32年になる。 前回買った家は購入時、築20年だった。手放した時は築34年。 家は築30年を越えるといろんな不具合が出てくる。 メンテナンスやリフォームが必要な箇所はいろいろある。 大きなところでいえば屋根、壁。 室内では壁紙やフローリング。 見えないとこでいえばシロアリ、排水設備、空調設備。 今回の家も購入前からかなり手がかかりそうな予感がしていた。 ただ前回の家同様、土台がしっかり作られた家なので、細々と補修していけば長持ちする良い家だと思う。 ま

          手のかかる家ほど可愛い

          💊抗がん剤治療をやめてから

          抗がん剤治療をやめてから半年経つ。 ホルモン療法は続けているので関節の痛みや握力の低下は相変わらず。 少しずつ治ってきているのが爪。 手は、全ての爪に縦線が入りガタガタだったのがようやく滑らかになってきた。 薄っぺらくて、皮膚を掻くと刃物のように傷をつけていたのも、少し厚みが出てきた。 足の爪はまだ治りきっていない。 足の爪は縦線ではなく、一本の横線が入っている。 横に割れていて割れ目より先は白くなって剥がれやすい。 伸びてきている部分はまともなピンク色で健康そうだ。 割

          💊抗がん剤治療をやめてから

          ベランダからの景色と見下ろす花火

          蝉の声がすごい。 庭に出れば森林浴をしているようだ。 暑いから出ないけど。 夫とのリモート内見で、即決に至った理由がこの景色だ。 右隣は誰も住んでいなくて、左隣の家は少し後ろにズラして建てられているので、誰からの視線もない。 時折、牛の香りが漂ってくる。 木々の向こうには田んぼが広がっている。 東側と南側に庭があり様々な植木が生えている。 楓、松、椿、金木犀、ツツジ、雪柳、紫陽花、etc 名前のわからないものもたくさんある。 涼しくなったらGoogleレンズで調べてみよう

          ベランダからの景色と見下ろす花火

          身軽になって

          家中が段ボールに埋め尽くされている。 引っ越しまであと1週間。 先日思い切って洋服を9着、セカストに売りに行った。 着回しが難しい服、肩口が開きすぎな服、着る機会がない服、もう似合わない服。 買取価格がまさかの160円だったけど、まだ割ときれいな状態なのでまた誰かに着てもらえればいい。 最近は好きな服がだんだんと決まってきて、その色違いを揃えるようになった。 チャイハネのミケラパンツとキャルタックパンツをそれぞれ色違いで3着ずつ持っている。 スクショなので、、すみません

          夫が家を買ってきた

          転勤が決まり、物件を探すために夫がひとり飛行機に乗った。前もってお願いしていた不動産屋さんに朝イチで乗り込み、その中の2軒を実際に見せてもらった。 私は自宅からリモートで一緒に内見した。 「水回りは新品だね」 「部屋もきれいだね」 「駐車場はギリギリだね」 「冷蔵庫は庭から入るね」 それなりにいい物件だったけどテンションが上がらなかった。 何故ならスマホで見つけた良さそうな賃貸物件がことごとく「埋まってます」だったからだ。 これまで何度も引っ越しを経験しているけど、スマホに

          夫が家を買ってきた

          良いも悪いも楽しみ

          夫のコロナは咳を残しつつも去っていった。私はやっぱりうつらなかった。よく寝るからだと思う。 夫はまた忙しい日々に追われている。出張も多く、まだ何も決められずにいる。 物件探しはひと通り見終わると新着待ちになるし、段ボールがないと荷造りもできない。前回の引っ越しで思い切っていろんな物を捨てたので、今回はあまり捨てる物がない。 とはいえいつ忙しくなるかわからないので、新しく図書館で本を借りるのはやめている。 なのでテレビを見たりマンガアプリを見たり。 先日録画しておいた「ニノさ

          良いも悪いも楽しみ

          図書館に行ってきた 32

          マジカルグランマ 柚木麻子 想像していた物語とは全く逆の、まさにマジカルグランマだった。思うままに話し、行動し、生きていく彼女を台風の目にして、周りがどんどん巻き込まれていく。しっかり自分を持っている明美はしぶとく楽しく、不安定な孝宏はよりグラつき、自信を持てなかった杏奈は急かされながら才能を開花させていく。 歳を重ねて感じる言葉にならない気持ちを、はちゃめちゃな正子と共有できることに驚きつつ、ステレオタイプにならないように私も戦っていきたい。 おばちゃんたちのいるところ 

          図書館に行ってきた 32

          嵐の横の静けさ

          庭にハクセキレイの雛が座り込んでいる。ときおり親がやってきて雛の周りをけたたましく鳴きながら飛び回っている。「飛べ飛べ!」 それをカーテンの隙間から家政婦(市原悦子バージョン)のように見ている。少し冷えるのでネックウォーマーとレッグウォーマーをしている。うち(宮城)はまだ羽毛布団。 ゴールデンウィーク前の6泊7日の大旅行の前日に夫に転勤の話がきた。 ここ宮城県に来る前にいた兵庫県へ。宮城の生活はたった2年間で終わることになった。 この辺りから夫に嵐が吹き荒れ始めた。 「実

          嵐の横の静けさ