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性暴力を軽視する社会を変えたい

是非、多くの人に読んでいただきたい記事があります。

石川優実さんの記事です。

性暴力サバイバー(大人になった被虐待児さんもです)の置かれた現状と本音です。
なかなか言えないことかもしれないと思う。
わたし自身、ずっと思い、感じ、考えていることです。

この記事を書いてくださったことすらも「勇気」であり、それを称賛するようなこの社会がおかしいとわたしは思うのです。

お金がないと、治療を受けられません。
治療を受けないと、働くこともできません。
生活保護を受けたとして、そうしたら治療先は限られます。
トラウマ疾患単独では「障害年金」は受給することは困難です。

とても醜いと思いながらも、私は元ジャニーズの被害者さんを「羨ましい」と感じてしまうことを、Xにて発言したことがあります。

性被害に遭ったことを告発することに「金目当て」という批判が来ることに「金目当てで何が悪い!」と発言したこともあります。

金が無いと治療ができない。
治療が出来なきゃ、生活もままならない。
私は、自身の性被害が金に変わるなら、変えたい。
それを「二毛作」だなんだと批判する人がいる。

迎合反応についてのわたしの経験を投稿したこと、性被害者であるわたしのことを「まんさん」と女性蔑視の言葉で呼び、まとめサイトが作られたこともあります。

尚且つ、わたしの発言は「精神疾患」の「精神障害者」の言ったことで、マトモではないとされます。

妄想乙と返ってくることは日常茶飯事です。
キチ〇イという直接的な侮辱が日常茶飯事です。
事実として知能が平均より低いということはないのですが、境界知能と揶揄されることも日常茶飯事です。
社会のゴミ。クズ。そう言われることも日常茶飯事です。
こういうのが本当の女の敵。すぐに股を開くバカ女。そんな単語を浴びせられるのも日常茶飯事。
精神科に行け。という症状の重さや経済的理由で治療先がなくて困っているわたしに、そんな謎の助言もよく来るのです。

恐らく、これらを浴びせてくるのは男性です。
性被害を軽視している男性です。

わたしが負っているのは性被害や他のトラウマからの障害です。
『PTSD』と『解離性障害』がどういった疾患であるかも知らずに、精神障害者であるなら「相手にしなくて良い」「貶して良い」と思い込んでいる人が多いのです。

わたしを貶す人たちは、自分がマトモであることに過剰な自信を持っているように思います。
どれほどのマトモさを持ってその発言をしているのか。

人権意識の低い国、日本。
国連は、芸能界の性加害の問題だけを警告したわけではないのに、一般人の、とりわけ男性は気にも留めていないと感じます。
女性はあらゆるところで、差別を感じて生きています。
それを認めようともせずに「女尊社会」などと声高に叫ぶ男性までも現れています。

人権意識の低い国である日本社会では、性被害者の殺された魂が、子供時代にトラウマを負った大人たちが、行き場もなく、救いもなく、福祉の網の目からこぼれ落とされて、貧困と自身のトラウマにあえいでいます。
そして、現状を発信すれば嘲りを返されるのです。


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