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点字は、手元を見ないで

点字を書く時、姿勢を気にしていらっしゃる方はどれくらいいるでしょうか?
実は点字は、姿勢で決まると言っても過言ではないのです。
…いやちょっと過言なのか…?

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点筆についての記事に、「点筆は、紙に対して、常に垂直(直角)に」とありました。
https://note.com/hakodatesiryoku/n/n4c17a4972874

<点筆は、常に垂直(直角)に!>

では、垂直(直角)を保つには、どうすれば良いのでしょうか。
もちろん持ち方も大切ですが、それ以上に姿勢が大切です。

点筆を正しく握って、背筋を伸ばします。
そして、
「手元を見ないで」書く。
これに尽きます。

特に、視力がある方ほど、手元を見てしまいます。
点筆の先を見たいんですよね。
でも、よく見ようとすると、点筆は斜めになってしまいます。
もう、点筆を垂直(直角)に保てません。

<手元を見ると、点筆が斜めになる>

中途失明の方の場合も、たとえ現在視力が無くても、「字を書く」という意識が働くと、いつの間にか、点字器をのぞき込むような姿勢に…。
墨字(普通字)を書いていた時の姿勢になってしまいます。
体が覚えているのでしょう。

点筆は、斜めになると、とたんに書きづらくなります。
ガッ!ガッ!と強く押しても書けない…!
疲れる…!
点字、嫌い…!!
なんて事に、なっていませんか?

是非、点筆の持ち方と姿勢を、確認なさってみてください。
正しい持ち方と姿勢が、上達のコツです。