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まずは自分を認めることから

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【意味づけ】についてお話をさせていただきます。

人は、さまざまな出来事に対して意味づけを行います。そして、その意味づけによって自分に対する思い込みが完成されます。たとえば次の例をご覧ください。

英単語テストでAくん・Bくん共に95点を取りました。帰宅後、それぞれお母さんからこんな声掛けをされました。

Aくん:惜しかったね。あと少しで満点だったね。でも英単語テストくらいは満点取らなきゃね。

Bくん:95点も取れたの。毎日宿題を頑張ったからだね。やっぱり日頃の積み重ねが大切だね。

この声掛けにより、Aくん・Bくんの意味づけ、そして自分に対する思い込みは次のようになります。

Aくん:意味づけ⇒ぼくは英単語テストでさえ満点を取れない人 思い込み⇒ぼくは勉強ができない人だ

Bくん:意味づけ⇒ぼくは毎日頑張れば結果が出る人 思い込み⇒ぼくは頑張ればできる人だ

いかがでしょうか。英単語テストの結果は同じにも関わらず、意味づけ次第で自分に対する思い込みはこうも変わってしまうのです。そして、この思い込み次第で、これからの取り組みは変わってきてしまいます。おそらく今回であれば、AくんよりBくんの方が、毎日の勉強をコツコツと頑張り、そして結果も次第に出てくることでしょう。

つまり、出来事(結果)はどうであれ、意味づけ次第で自分に対する思い込みはいくらでも変えられるということなのです。あまり良くない出来事(結果)に対して『わたしはダメだ』と思い込んでしまいがちな方は、おそらくその出来事(結果)に対する意味づけが、良くない意味づけをしてしまっているのです。そうであれば、意味づけをなるべくプラスに変えてあげることが大切です。

では、どうすれば意味づけをプラスに変えられるのか。それは、上述の例でもわかるように、まわりからの声掛けです。人は、まわりからの声掛けに反応して意味づけを行っています。そのため、まわりからの声掛けがプラスであればあるほど、意味づけもプラスに変わってくるのです。もし、これをご覧の方が保護者指導者の方であれば、ぜひお子さまや選手に対してプラスの声掛けをしてあげてください

しかし、アスリートは孤独です。試合中、いくらチームスポーツであったとしても、最終的な決断をするのはあなたです。そのため、いつまでもまわりの声掛けに頼ってるわけにはいかないのです。

では、どうすれば良いのか。それは、あなたがあなたに行う声掛けを、日々プラスに変えていけば良いのです。特に日本人は、自分自身を認めてあげるのが苦手です。仮に試合に勝った後のインタビューでも、多くのアスリートは『仲間のおかげで勝てました』と話します。もちろん、仲間のおかげもあるでしょう。しかし、何よりも大切なのはあなたなのです。あなたがあなたを認めてあげることができれば、声掛けも次第にプラスに変わっていきます。

まずは、あなたがあなたをきちんと認めてあげてください。今日一日を振り返ってみて、あなた自身を認めてあげられることは何ですか?≪朝ちゃんと起きた≫≪練習で100%を出した≫≪コーチのアドバイスを早速試してみた≫≪率先して後片付けをした≫≪納得いくまでアフター練習をした≫…

何でも良いのです。まずはきちんと認める習慣をつけましょう。そうすれば、次第にあなたがあなたを認められるようになり、声掛けもプラスになってきます。そうすると、さまざまな出来事に対してもプラスな意味づけとなり、あなた自身への思い込みもプラスになります。そうすると、その後の日々の行動もどんどんプラスとなり、やがて成長し結果が出る確率も高くなります。すべては、認めることからです。

認めるタイミングは、夜寝る前がおススメです。寝る前に今日一日を振り返り、認められることを3つ思い出してから、寝るようにしてみてください。必ず変わります。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑



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