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動き出し、予備動作の遅れを減らすには

何かの動作を始めるとき、全身にぐっと力が入る感覚がありませんか?
いわゆる予備動作で、動き出しのタイミングが遅れる原因となります。
この予備動作を減らすにはどうしたら良いのでしょうか?

・筋肉には「たるみ」がある

筋肉は、緩んでいるところから縮むときに力を出します。
縮み始めでは、筋肉がたるんでいるので力が伝わりません。伝わりだすのはある程度縮んで、張り詰めてから。
この、張り詰めるまでが予備動作になります。

綱引きにたとえるなら、綱がたるんでいる間は力が伝わらず、ぴんと張ってから伝わりだすようなものですね。

たとえば、地面をけって拳を突き出すなら、足から拳までに使う筋肉の一か所一か所のたるみが取れるまで、動き出せません。

・最初から動いておく

この理屈で言うと、最初から筋肉を張り詰めさせておけば、予備動作が少なくなって早く動き出せることになりますね。

例えば陸上選手のスタート、格闘技の飛び込みなどのように、静止状態から一方向への動き出しの場合は、その方法が有効です。

り詰めさせておくと、全体が固くなり、動きにくくもなります。意識としては、張り詰めると言うよりも「ごくゆっくりと動き出しておく」という感覚。

動いていないのに、動いている。
剣道で言う「懸待一如」にも通じるところがあるかもしれませんね。

八起堂治療院ホームページ


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