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HSPの私が自分らしさを出せるのは田舎町の小さな雑貨屋さんだった話

とある田舎町の
小さな雑貨屋さんに行って

周りが見えなくなるほど
どっぷりハマった話をしよう

私が住んでいるところは
買い物に困らず
遊ぶところもたくさんある

割と都会な方で
賑やかなのは少し苦手だけど

なんだかんだ住みやすくて
もう7年も経ってしまった

生活には何も困らないけど
ここ数年目まぐるしくて
いつも心には不安があって

大丈夫かな

なんて他人に対しても
不安な気持ちを打ち明け
感情を抑えることができなくなっていた

休日も仕事のことを考えてしまい
それが成長に繋がるならいいのだが
私の場合はそうではなく

できるかどうか

その不安だけが押し寄せてしまう

いくら休日があっても足りなくて
心休まらない日々が続いていた

そんな私を見てなのか
特に何も言わずとも
気付いてくれる人もいる


そして声をかけてもらった


『あなたが好きそうなお店を見つけたの』


その人にはなんだか
心を許してしまう自分がいて
好きなものが似ていて

こうしてその人のことを
思い出しながら
この文章を書いていると

涙が出るくらい
感謝の気持ちが溢れてくる


こうして私は紹介された
素敵な雑貨さんへ行くことにした


そこは私が住んでいるところから
車で1時間ほど

20-30分車を走らせれば
景色は田舎町へと変わる

地図を頼りに行くと
路上駐車が許されるくらいの
静かで山が見える町

そこに小さな雑貨屋さんがある


そこは世界各国の紙が何百種類とあり
引き出しを開けると幾重にも重なっており
テーブルの上にもたくさん紙がある

猫の絵や森の中の絵
世界地図やおかしの絵など
そのデザインに魅了されていった

何に使うかは別として
こういった紙類が
私は大好きだった

その何百種類とあるだろう
さまざまな紙を
くまなく見たいと思った

本能だった

私は無心で店内を歩き回り
軽く1時間半くらいはいただろうか

もう周りなんか見えてなくて
いわゆるゾーンに入っていた


ようやく5種類にまで絞り
とても親切な店員さんと
そこから30分は話し込み

大満足でお店を出た

その時に思ったのだ



今、すごく自分らしく生きてる


この正味2時間の間
余計な不安は一切考えなかった


繊細で深く考えがちなHSPだからこそ
自分らしさを出せる場面では
ものすごい集中力が発揮されるんじゃないか


今、仕事で自分らしさを出せない理由は
いくつか思い当たることがあるけど

まずは休日から
自分らしさを大切に
過ごしていきたい

そう思っている

ちなみにその時買った紙は
絵画のように部屋に飾った

見るたびに
そのときのことを思い出して
心が癒やされていく

季節ごとに
絵を変えてもいいかもしれない


人の考え方って意識しても
そう簡単には変わらないから
また不安が募る日も来ると思う
人生その繰り返し

だからまた
あのお店に行って
自分らしさを取り戻す

そういう場所を
もっと見つけていきたいし

これからは休日を
リセットの日として
生きていこうと思う

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