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痛かったから手をあげてみた結果

何年振りだろうか、歯医者に通っている。

1月某日。
冷凍庫にあった餅を2つ、トースターで焼いて砂糖醤油に絡めて食べた。

1つ目は柔らかくて温かいうちに食べられたのだが、2つ目を食べる迄に色々あって(宅配便の受け取り、前触れもなく突然始まる次男との隠れんぼ、おむつ替え、からのカーテン修理(カーテンにぐるぐる巻きになって隠れて体重かけちゃうからカーテンレールに引っ掛ける部分が破壊されまくる)等)餅はすっかり固くなっていた。

固くなった餅をレンジで温め直せば良かったのだが、面倒くささが勝ってそのまま食べたら奥歯の被せ物が取れた。

ぽろり

余談だが、↑この写真を恥ずかしげもなくTwitterに載せたらフォロワーさんから薬指のホクロを褒められた。

私もまあまあ気に入っていた新入りのホクロ…だと思っていたんだけれど。今、改めて見ると無くなってた。なぜ。

ほら無い…
今気づいた。

血豆だったんだろうか。
ただのゴミが数日間くっついていただけの可能性もある。

最近もう子供の爪が伸びてるとか背中が乾燥してるとか、そういうのばっかり見てて自分のこと全然見てないんだろうな。気がついたらビックリすることが多い。

今日は風呂上がりに自分の顔面をじっくり見たら、シワがもうヤバくて怖くて震えた。

自分の顔見て震える日が来るなんて。
恋人に会いたくて会いたくて震えてたあの頃が懐かしいわ。

そんな西野カナ時代が私にあったのか?と言われたら、まあ無かったよね。

また脱線した。
脱線しかしないな私。

えーと、何の話だったかしら。
歯医者か。

そうそう、それで被せ物が取れたから歯医者に行って診てもらうと、取れたところが微妙に虫歯になっていたので治療して型を取ってNew被せ物を作った。

サラッと書いたけど辛い治療だった。

「痛かったら手をあげて」に人生で初めて手をあげてみた

私はかなりの知覚過敏なので、歯医者でお馴染みの唾液バキューム?あの唾液吸ってくれる兵器が繰り出す風が、もうギャンギャン歯にしみて。全身鳥肌全開で。

「痛かったら手をあげて教えて下さい」

っていう定番のアレに、41歳にして初めて手をあげてしまった。

手をあげると治療は中断され、「どうしましたか?」と先生。治療箇所にはしっかり麻酔が効いていたし、痛いはずはないと思ったことだろう。

「知覚過敏なので、その機械から出てる風が全部の歯にめちゃくちゃしみて痛いです…」

勇気を出してモロに正直に言ってみたところ、現場の空気は凍ったようになった。先生も歯科助手も何も言わない。えっ?

(えっ?痛かったら手をあげてって言ったじゃん…何この空気?しにたい。
でもそうか、そうだよな。
全部の歯がしみると言われても唾液を吸わなきゃ治療の邪魔なんだろうな。唾液で溺れてもらっても困るんだろうし…歯を削ったときに出る細かな破片とかも吸ってくれてるんだろうなあの兵器。
いい大人なんだから風がしみるぐらいで手をあげてはいけなかったんだきっと。我慢するしかないんだなこれは。オーケーそういうことなら我慢するしかないじゃんか…)

「あ、しみるけど我慢します。続けてください…」

もうそう言うしかないじゃないか!
そのセリフしか待ってなかったじゃんアンタら!
その場の空気にそう書いてあったから言っちゃったじゃん!
てか先生も助手の人もなんで何も言ってくれないんや!無言て!む!ご!ん!て!!
目と目で通じ合う〜♪そういう仲になりないわ〜♪じゃないよ!

勇気を出して手をあげたのに、苦痛が軽減されることはなくただただ私のひどい知覚過敏を発表しただけとなった。歯がしみるだけではなく、恥ずかしい思いまでプラスされてしまってひたすら辛い治療だったので、心の中でずっと毒づいてた大人げない41歳。情けない。

治療は無事完了したが新たな問題が

辛い治療から2週間ほどで新しい被せ物も完成し、無事に装着していただいた。ついでに歯のクリーニングもしてもらってスッキリ。

とうぶん歯医者なんてゴメンだぜ!と思っていたんだけれど、どうやら下の親知らず2本が虫歯になってるということで今度は抜歯することになりまして…。

次の土曜日、とりあえず左から抜くそうです。

こんなしっかり生えた大きな歯を、一体どうやって抜くというの…と、今から不安しかないが「抜いてください」と言ったのは自分だから頑張るしかない。

いや私は頑張るというか、まな板の上の鯉になるしかない。

先生が、頑張れ。
無事に抜いてくれ。
一瞬で頼む。

ああ…週末に楽しい予定(友人とランチ)と辛い予定(抜歯)が同時に入っていて複雑な心境。

お気に入りグラスに
シングルモルトウイスキー



落ち着かないから1杯飲んで寝よ。

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