[0からのデザフェス出展]0.はじめに
1.本記事のご紹介
①本記事の概要
本記事は、2021年11月のデザインフェスタvol.54と、2022年11月のデザインフェスタvol.56(以下、デザフェス)にうっかりブース出展してしまった、哀れな現役外資系コンサルタントの趣味の記録と考察です。
普段何の創作活動や販売もしていないどころか、絵心すらないアラサー会社員が「面白そう!とりあえず申し込んでみよう」と気軽にポチった結果当選してしまいまい、てんやわんやになりながら毎週末を捧げた顛末を記します。
結論、私としては色々大変だったけど出展してよかったと思っています。また、売り上げも2日間を通すとそれなりに形にはなりました。
一方で、私が「無駄に苦労した」と感じた部分は「屍として越えて行っていただきたい」と思っています。何分、趣味なので。
デザフェスって気になるけどよく知らない
アート活動や表現をしているけど販売とか接客って怖い
販売とか接客とか、文化祭的なことがしたい
実は出展しているけど、売上がついてこない
コンサルの癖に汗かいて挙句失敗してて草
といった方の暇つぶしやご参考になればと思い、鋭意作文しております。
②簡単な自己紹介
広告業界等無形商材での営業・販売の他、IPコンテンツ関連やクリエイティブ関連業務の経験があります。クリエイティブでグローバルな仕事が多く、コロナ前を懐かしむばかりです。現職はコンサルタント(外資の大きいところ)です。個人でも遊び程度にビジネスをかじっているので販売については多少経験がありますが、「デザイン」や「創作・制作」活動はズブの素人です。出展当時、30歳。
アート・デザイン畑の方からすれば「素人が何しに来たんだよ。冷やかしは帰れよ」という声がきこえそうで恐縮です。一方で「どんなイベントか知りたい」や「今度出展してみたい」、「ぜひ客観的な意見が欲しい」という様な方のご参考になればと思っています。
(「お友達になって一緒に出展して欲しい」も、細々とお待ちしています)
2.デザフェスとは?
①デザフェスの概要
アジア最大級のアート展示&即売会です。
公式HPでは以下のように紹介されています
「プロ・アマチュア問わず、「自由に表現できる場」を提供するアートイベント」だそうです。同種ではアジア最大で、世界的にもかなり大きな規模に入るようです。東京ビックサイトでの開催とあって、コロナ前では2日間で6万人規模を誇る巨大イベント。ブース出展だけでも2,000とかいう話もあります。かなりデカい。
しかも無料ではなく、入場料が1,000円ほどかかります。コミケみたいに入場無料にしたら収まりがつかなそうです。
②デザフェスの運営元
企画・運営は渋谷区に拠点を構える「デザインフェスタ有限会社」が行っており、制作関連の他にもグループ会社はホテルや飲食等、手広く事業展開をしている会社です。
正直、申込時は「料金前払い/変更・返金不可」につき、イベント事業やホテル・飲食事業はコロナ禍の影響をモロに受けていそうでちょっと心配な部分もあったのですが、1994年の初開催から約30年続くイベントですし、個人的には、理念をもって大規模案件を回し続ける有限会社ってあたりがちょっと安心ポイントでした。
3.どんな事をしているの?
大まかにわけて以下の様な出展者がいます。肌感覚で多い順に記載します。
①物販特化
概要:ハンドメイドアクセサリーや雑貨、工芸品、服、作品・作品集等を販売する
出展者:個人で制作をしている方や学生、プロなど様々。特定の商材や商品に特化し、イベント出展しているケースが多い。(私の様なズブの素人は少数派)
②販売+展示
概要:本業のアート活動のPR展示や趣味を兼ね、すみっこで販売や予約販売等を行う
出展者:美大生や芸術家の卵、兼業作家等のセミプロ層や、アート・デザインが趣味で余裕がある社会人等が多い。ある程度ニーズを意識したデザインや雑貨等を販売しているケースが多く、個性的だが特定のファンが見つかる可能性がある
③本気アート
概要:ライブペイント(壁画をその場で描く)、パフォーマンス(演舞、演奏等)をはじめとした、思い思いの活動を行う。文化祭の様なイメージだが、いわゆる「芸術」よりは「デザイン」や「カルチャー」色が強いケースが多い
出展者:美大生や芸術家の卵、兼業作家等のセミプロ層が多い
④サービス/体験
概要:体験専門のブースにて、イタリアンアクセサリー制作体験の様なパッケージ化された制作体験の提供の他、一般のブースでも「似顔絵」の様なアート寄りのサービスの他、「霊視」や「占い」といった、自由なサービスを行うブースも存在する
出展者:伝統工芸作家や体験教室の先生、文化祭に参加したい方等、コミュニケーションが比較的得意or好きな出展者。他のブースに接客が苦手な方が割と多い分、人柄の印象が残りやすい
⑤キッチンカーなど
概要:時間帯によっては混雑しているが、隅に追いやられていることもあり、参加人数に対して凄まじく行列ができるわけではない点が特徴。出展検討のプロの方は一度視察に行くことをお勧めする
出展者:上記①~④と異なり、イベント本業外のサイド出展はガチプロなので、間違っても素人は参加してはいけない
今回の記事は以上です。
次回からは「商材の検討」や「商品の選定」、「実際の販売動向」、「販売活動と他のブースとの比較」などについて記載したいと思います。
可能な範囲で収支表やWBS(実施までのタスク管理表のようなもの)などの掲載も考えています。
ご感想やご要望などをお気軽にいただければ嬉しいです。
ではまた!
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