2024年春メン地下のライブに連行された

ごきげんよう〜

先日、18年来の友人(激ヤバオタク)の友人(もはや他人)の推しのメンズ地下アイドルのワンマンライブに連れて行かれた。

私はメンズ地下アイドルことメン地下にはまるで興味がない。
秋葉原で働いていると同僚が女性地下アイドルだったりするので女性地下アイドルにはまぁまぁ精通しているし、中高時代はは48グループ、坂道、TIF(夏に行われる女性アイドルのフェスみたいなもの)に出演するアイドルのオタクをしてきたし握手会もライブも通ってきた。
しかしメン地下には触れる機会がなかった。

最近は秋葉原にもメンズコンカフェがあるが私がこの業界に入った頃は男装カフェはあったけれどメンズはなかった。

本当に申し訳ないのだけれど男性は全員同じ顔に見えるぐらい興味がない。
おじさん達が今時の若い子達みんな同じ顔に見えるんだよね〜にブチ切れてきたけれど考えてみたら私も同じだった。

話がずれた。

友人の友人ことAちゃん。
Aちゃんと友人は大学の友達なのだが界隈は違えどオタクとして友情を深めとても仲がいい。
私とAちゃんは赤の他人だったのだが女子校出身者あるあるで会った瞬間仲良くなれた。

メンズ地下アイドルの界隈は「動員」という文化がある。
オタクが友達を現場に連れてくるとチェキが一枚無料になったりするらしく、グループや事務所によって特典は違うらしい。

違うメン地下のグループを推していても横のつながりでお互いの推しのグループのライブにいったり協力体制があるらしい。
メン地下のオタク、コミュ力高すぎ、、、
48のオタクが赤の他人の坂道のオタクを連れてくるってことでしょ?
強すぎる、、、!

Aちゃんはなんと20人を動員していた。
え?運営じゃん。
激ヤバオタクの友達って激ヤバなんだなと思い知らされた。
当日、Aちゃんが出席を確認していたのだが人数が多すぎてもはや修学旅行のような気分だった。

Aちゃんのようなオタクが10人くらいVIP席にいて我々動員された人たちが200人ぐらい普通の席にいた。

ライブが始まり、アイドル達が出てきて、みなさんこんばんは!僕たち〇〇です!って言われて、その時私はグループ名をしった。他の動員された人たちも同じく知らなかったらしい。ワロタ。
みんな友達の推しの〇〇くんは認知してたけれどグループ名は知らなかった。

ライブ中、友達の推しのメンバーカラーのサイリウムを振っていたのだが、彼は沢山レスをくれてすごく申し訳ない気持ちになった。

すまん、私はあなたのオタクじゃないんです、、、

普段の私はレス厨なので推しからのレスを貰うために暴れてる(ルールは守ってるからね!)のだが、知らない人から貰うレスってこんなに気まずいんだなってなりライブ終盤はレスがきた瞬間、目を逸らすという奇行に走ってしまった。

本当に応援している人が前で見れた方がいいだろうなと思って1番後ろで見ていたのだが、色々なオタクがいて面白かった。

まず私がびっくりしたのがコールがないことだ。
女性アイドルは曲中に名前を読んだりお決まりの合いの手を入れるのだがそれがない。
つい口に出しそうになってしまった。

動員された他のメン地下のオタク達はライブ中のMCでスマホをイジってるし、なんなら座り込んでるし、それが当たり前の光景らしい。
女性地下アイドルのオタク達は推しじゃなくても一応は聞いているし立ってはいるから驚きだ。


私が1番面白かったのはアイドル達がみんな僕たちのこと知らないと思うけど名前だけでも知ってくださいって言っていたことだ。
対バン(複数のアイドルが出演するライブ)ならまだわかるが、一応ワンマンライブだ。
彼らしか出演しないのに、きている人が自分達を知らない前提が面白すぎた。
まぁ実際9割が動員なので知らないのだけれども。


ライブの感想としては失礼だけれど、めちゃくちゃクオリティーが高いな〜と思った。
正直グループに1人ぐらい歌える人がいて、踊れる人も2人ぐらいかな〜、まぁ地下だしお遊戯会よりレベルが高いぐらいだろと思って参戦したのだが、みんな歌えるし踊れるしびっくりした。そしてなんでこんなに実力がある人達が売れないんだろと最後らへんは悲しくなった。
事務所の力って大きいんだなぁ。
テレビにでているアイドルとの実力の違いがよくわからなかった。


ライブ後に特典会がありチェキが取れるのだか、2度と自分からは行かないだろうから記念に撮った。
友達の推しと1番サイリウムの数が少ない方と撮影した。
友達の推しとは友人の話をして終わったのだがサイリウムのすくない彼ことBくんとの撮影で事件は起きた。

個人的にBくんは顔立ちが1番綺麗だったし、動員された仲間たちはBくんかっこいいねとなっていたのだが、壊滅的に会話が下手だった。そりゃオタクはつかない。

私がいちご柄の服を着ていたのだが、チェキを撮る時、開口1番に初めまして〜いちごの季節だから苺柄なのかな?と言われた。
オイオイオイ!?メイド初日の私の方がまだ喋れたぞ!?となった。季節で服の柄選ぶ人っている?
普通、可愛いねとか髪型似合ってるねとかじゃない?
メン地下との接触は初めてだったので緊張していたのだがBくんがあまりにも天然すぎて全てが吹き飛んでしまった。
極め付けはチェキを撮り終わった後だ。
普通のアイドルならまたね〜とかありがとう!だ。かつて私が女性アイドルを推していた時はそうだった。
Bくんは

お疲れ様でした!

だった。仕事終わりの同僚かよ。Bくんのアイドルとしての今後か心配になった。


ライブ後はAちゃんを含め友人達と飲み会をしてそれぞれの界隈のオタク話をして盛り上がった。
界隈は違えどオタクって面白い。


また彼らがワンマンライブをする時はAちゃんに動員されるのだろうけれど、Bくんがアイドルとしてどうなっているのか楽しみだ。



初めてのメン地下ライブまとめ!!!

激ヤバオタクの友人は激ヤバオタク!!!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?