二度目のコロナ禍の春
このマガジンは、福岡市中央区在住の現役看護師が、飲食店昼から飲もう、日替わりおかずと楽しいお酒「博多okatteふじコ」を開業、開業後の記録です。素人の私が、福岡市のグルメタウン“薬院”で店を開業。新しいことにわくわくドキドキ、でも真面目に。そんな記録です。
2度目のコロナ禍の春がやってきました。
前回の春と何が変わったか、『飲食』について私が変わったと感じることを書いて見たいと思います。
前回の春(去年)、私はまだ看護師をしていました。常勤は辞め“派遣社員”看護師として、とある施設で働いていました。
一般企業では、派遣社員は正社員に比べ仕事の責任や作業も軽量なことが多いかと思いますが、看護師の世界では、ほぼ同じ業務をこなし、同じ様に残業をして、同じ様に責任をとる、とらないといけないような仕事もさせられる、という事が往々にして有ります。派遣社員として勤めた職場でも、世間でコロナがどんどん拡大していく様子を受けて新しい対応やシステムをどうするか、を考えたり提言したり、残業したり、という状況でした。
派遣社員になったのは飲食店でバイトを始めたかったからでした。派遣社員になってから飲食店でのバイトと掛け持ちの生活が始まりましたが、コロナの拡大で、お店側に万が一ご迷惑をかけることになると良くないという判断から、バイトは辞めることとその後なりました。
そんな中、お店開業に向けてじわじわと動き続けていた自分が、今更ながらあの自信は何処から来たのだろうと、思ったりします。✳️詳しくは過去の記事をお読みください。
さて、この1年と数ヶ月、昨年の春と何が変わったか、が今回の本題ですが、
大きく2つ
①飲食という場面が、1番行きにくい場所という意識を持つ人が多くなった
②医療者の生活が、一番押さえつけられてしまった
その事がどのような行動変容や意識をもたらしたか
①については、
・少人数や一人行動、一人飯を頑張ってやってみようか、という人が増えた
・Uber EatsやDIDIのようなフードデリバリーの活用で十分耐えられるようになった
②については、
・率直に外食は出来ない、と守る
・逆にストレス貯まるので、息抜きのニーズが高まり、やっぱり行っちゃう
と、私は分析しています。
①②に共通していることは、客(需要となる顧客マーケットの分母)が減った、ということ。更に限定的な視点ですが、私は医療者なので医療者がコロナ前までどれだけ飲み食いが好きで、そして客単価も高い上客だったか、私は身をもって知っています。その業界の人達が、外出を注意され、外食は禁止されるなどされれば、お店はもちろん経済まで影響が及んでいるのではないかとさえ思うくらいです。
もう一つ共通していること
結局行きたい人は行く、ということです。お酒を飲む方は特にそうだと感じています。個人的な感覚ですが、カフェの様な可愛いお店が好きな方は、夜型志向のお酒を伴う飲食店に行くことを控えている傾向が強く、職場の指示を真面目に聞いてるように思います。元々、頻度の少ない顧客=飲食へのニーズが低いお客 が来店せず結果的に分母が減った、ということは言えると思います。
では『結局行きたい人は行く』、この部分の変容についてもう少し分析を深める必要が有りそうです。回数はどうか?滞在時間はどうか?飲食にかける費用はどうか?その部分を、当店に来られるお客様を“お酒好き” “外食好き”という貴重な傾向をお持ちの方と判断して、ヒヤリングしていきたいと思います。
つづく
2020年コロナ禍に開業した看護師です。ワクワクが止まりません。Withコロナはまだ続きますが、継続していけますように応援お待ちしております。