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朝型に有利な社会だけれど私は開き直って夜型を維持

 私は完全なる夜型なのですが、学生の時分には試験が朝から開始されるため、非常に嫌がりながらも朝型に変更しようと試みたことがありました。結果として朝型の生活は私に適さないと判断したので、学生から解放されたほぼ自由業の私は開き直って夜型の生活を送っていますが、様々なメディアでは朝型を推奨する情報が散見されます。これらの情報をやる気なく見る限り、どうやら人は朝が最も集中できるらしく、成功者なる人たちは朝型が多いとのことです。

 少なくとも私は子供の頃から普段の朝に集中できた記憶が皆無に近く、それどころか日が出ている時間帯には運動、勉強、仕事、交際、外出などをする気にはならないので、上述したメディアの情報は当てになりません。私が朝に集中できる特殊な状況は何かの締切に追われた時が大半なのです。例えば普段の仕事においても、私は日が落ちた時間帯の方が圧倒的に集中できます。

 また上述したメディアの情報によると、成功者なる人たちの例として米国のCEOが複数挙げられていましたが、正直なところ"So what?"という印象でした。彼らが朝型の生活をしているのは彼らの生活だと朝が最も自由な時間をとりやすいだけかもしれませんし、朝型の成功者なる人たちと同じくらい夜型の成功者もいることでしょう。実際に夜型の著名人をChatGPTを用いて調べたら次の結果を得られました。

レオナルド・ダ・ヴィンチ - ルネサンスの巨匠。彼は夜遅くまで作業していたとされています。
ウィンストン・チャーチル - イギリスの首相。夜型の生活をしていたことで知られています。
ニコラ・テスラ - 発明家で科学者。徹夜して研究をすることが多かったです。
マーク・ザッカーバーグ - Facebookの創設者。夜遅くまで仕事をすることが多いです。
スティーブ・ジョブズ - Appleの創設者。夜遅くまで働くことが多かったです。
ジョージ・ルーカス - 映画監督。夜型の生活をしていたとされています。
エドガー・アラン・ポー - 作家。夜遅くまで執筆していたことで知られています。
カール・ユング - 精神分析学者。夜遅くまで研究していたとされています。
フリードリヒ・ニーチェ - 哲学者。夜型の生活を送っていたとされています。
レイ・ブラッドベリ - 作家。夜遅くまで執筆していたことで知られています。
デビッド・ボウイ - ミュージシャン。夜型のライフスタイルで知られています。
ジャック・ケルアック - 作家。夜遅くまで活動していたとされています。
アラン・チューリング - 数学者。徹夜で仕事をしていたことがあります。
パブロ・ピカソ - 画家。夜遅くまで絵を描くことが多かったです。
スティーブン・キング - 作家。夜型で知られています。

 上記の結果がどこまで正確は不明ですが、夜型にも錚々たる面々がいることがわかります。特に上記の結果では創作者が多く列挙されており、上述したメディアで列挙された朝型の成功者よりも夜型の成功者の方が私は尊敬できます(もちろん全員は尊敬していない)。

 全般的にメディアの情報は不正確ですし、仮に「科学的に朝型の方が望ましい」と喧伝されたところで、人間の体は数学のように汎用化できる代物ではないので信用に値しないのです。ただし、私たちの社会は朝型向けに設計されているので、朝型の生活を試す価値はあるでしょう。

 結局のところ朝型か夜型かは遺伝に基づく説もあるので、自分がどちらなのかを把握し、仮に夜型ならば開き直って夜型の生活ができるよう最適化すればよいのではないでしょうか……本日はいつも以上に日中に仕事が捗らず、日が落ちてから仕事に取り組めたので本記事を書くに至りました。

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