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宇宙という名の海と、発見という名の貝殻。
宇宙という存在は僕を惑わすものだ。本当に女性よりも惑わされた気がする。そんな私が大好きな宇宙に対して、少しだけまた知れることができた。その宇宙の事というのは、そこにたぶん在るということは分かっていたが、実際にこの人間の目では見られないモノだった。その名前はブラックホールという。ただの重い物体である。この重いというものはもうヤバい、意味が分からないぐらい重い。普通に億とかいう桁が出てきて、頭が痛くなる。でも、ちょっと話を聞くだけで少しワクワクするのではないのだろうか。
「地球から約2万7000光年離れた銀河系の中心部には、「いて座Aスター」と呼ばれる電波を発する天体が存在する。周囲の恒星の動きから、この天体は太陽系よりも狭い範囲に太陽の400万倍の質量を持つことが判明。巨大なブラックホールと考えられてきたが、今回の撮影で裏付けられた形だ。
ブラックホールの存在自体は、アインシュタインが約100年前に提唱した一般相対性理論で予言されていた。ただ、強烈な重力の影響で光すら抜け出すことができないため、長らく直接観測はできなかった。」
二万七千光年、太陽系、四千万倍、一般相対性理論、予言、約100年前など規模がでかいし、まず直感的に理解ができないのだ。それがまた楽しい。
私には学が無かったので、実際に興味があって学ぼうとしたら普通に四年もかかった。まあ、物理学を学びたかったので数学を猛勉強したため、ある程度学ぶのに時間がかかった。でも、楽しかった。ワクワク感とは言い切れない、なんというか興奮が抑えきれないワクワク感があった。学び始めの意味の分からない時が一番面白かった。でも、学んでいくうちに勉学はつまらなくなった。実際に学びを楽しみ、本来の学びを得て、物事をしっかり見つめ、理解をしていたのならば、なにも、問題なく、意味の分からない時の様なワクワク感を得られ続けたのかもしれない。でも、また、このニュースを見た時この昔のワクワク感を思い出した。
見た時に「人間は、人類はこんなところまで来たのか。」と思った。まあ、それも海の前の貝殻を見て喜んでいるようなものだろうが。
でも、また小さいときに夢見た時の様な気持ちになった。今後、子供たちが夢を追いかけるのを楽しみに待っていたい。
僕が死ぬまでに、多くの貝殻を誰かが見つけてくれたら、またワクワクするだろう。実に楽しみである。