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ふり返る〈短歌と日記〉

ふり返る影にしっぽが付いているまだ君のこと憶えているよ


さよならの冬の朝から幾星霜ものがたりでいい君に逢いたい


私の背叩く小さな柴犬の温かな手をそっと包んだ




秋ピリカグランプリの読者賞が発表されました。
私は残念ながら受賞ならずでしたが、多くの作品に触れられ、とても楽しめました。
審査員、運営の皆さまありがとうございました。


ちょっとふり返りをしておこうかなと。 

今回書いた作品「エル」は、愛犬シェルティを亡くした実話ベースのお話です(犬の名前は異なります)。

秋ピリカグランプリのテーマが「紙」と発表され、すぐに、シェルティくんが紙を千切るのがとても上手だったことが頭に浮かびました。

そして、最後のお散歩がとても切なかったことも。

実際は秋ではなく、12月の終わりから1月のはじめにかけて。
急に具合が悪くなり、急性腎不全が判明してから僅か17日の闘病で10歳8ヶ月で旅立ってしまいました。
大型のシェルティで20キロあったので、二人がかりで抱き上げてカートに入れてお散歩しました。

年が明けたら13回忌を迎えます。


最後のお散歩と、紙を千切るのが上手だったエピソード。
この2つをベースに、お話を創作して書きました。

秋ピリカが近づいた9月の末にコロナにかかってしまい、そこそこ大変でした。

熱は下がったものの咳が止まらず、これは、秋ピリカ応募できないかも
...(lll-  -)チーン

と、思っていたのですが、イメージの全体像は頭の中でできていたので、場面のまとまりごとに細切れでスマホで文章化。
少し推敲して、うん、これでいい、と納得。

たぶん文章化にかけた時間は、全部で1時間半くらいだったかと思います。

書いている本人が、しくしく思い出し泣きしながら書くという
Σ\( ̄д ̄;)ォィォィ


小説とエッセイの中間というか私小説というか。

一からオリジナルの物語を構築する力は、今の私にはないのだなあと、弱点をありありと自覚しています。

でも、書きたいものを書き、書けた!無事に提出できた〜もう満足、と思っていました_:(    _ ́ω`):_

読者賞候補にまで選んでいただきとても嬉しかったです。

今後小説を書くならば、私小説のようなものばかりではなく、一から作るオリジナルなお話も書けるようになりたいと思います。

抱負ができました!
(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ










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