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『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』横道 誠

私が違和感を覚えていた感覚、脳内をぐるぐるとまわっている思考の理由が分かりました。
私も、ASDとADHDを併発しています。
頭の中で回る記憶、現実と夢がごっちゃになった妄想(歴史上の悲劇の登場人物に自分を置きかえてしまう等)は私が異常なわけではなく、発達障害も関係していたと分かりほっとしました。
ちなみに、脳内登場人物と会話し口に出してしまう、のは珍しい事なんですね。
足元ふらふら、顔へらへらで歩く理由も分かったので、可能な限り気を付けようと思います。
相手に言われた言葉、相手の行動にすぐに影響を受けてしまうキマイラ現象の説明も参考になりました。
これから自分の症状を誰かに伝える時、参考に出来る文章の数々でした。
ある人に告げると、
「この本に影響を受けたから、自分の振る舞いの理由を後づけしてるんじゃない?」
と言われそうです。
自分が違和感を覚えて言葉に出来なかったことを文章にして頂いて安心しているのか、本に影響を受けて自分の過去をすり替えてしまっているのか、それは誰にも、私にも分かりません。
考えれば考えるほど、また思考がぐるぐるです。

今、前作『みんな水の中』を読んでいます。
横道先生は青に強く魅かれるようです。
私も青は好きです。いつもつけているプレスレットやスマホカバーは青です。
ASDとADHDについて書こうと思った時、記事の写真は『水』にしました。
『水』『氷』の写真に魅かれるのは事実です。
素敵な偶然を嬉しく思います。

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