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『発達障害でつまずく人、上手くいく人』 備瀬 哲弘

発達障害者と向き合ってきた医師による本書。
発達障害の行動特性(行動のズレ、想像のズレ、感覚のズレ)を分かりやすく解説してくれているのが有難い。
ある人には、どうしてこんなに調べるの?余計感化されて、そういう行動(発達障害者がよく起こす行動)をするんじゃないの?と言われてしまいました。
感化されるのではなく、自分の行動の理由、考えの理由を言語化したい為に読んでいるのに・・・

頭では分かっていても、いざその時になると行動できない。
覚えていても、目の前に新しい事があると忘れてしまう。
人の話に追い付けず、話の文脈が理解できない。
私が悩んでいることが的確に書かれていました。

『発達障害者に向く仕事』として、色んな職業が挙げられるけど
「大切なのは環境」と本書は説く。

自力で解決出来る問題ではない。
サポート体制がしっかり整った会社(学校)に身をおけるとベスト。
でも『サポート』が当事者にも謎。
どうしてほしいの?と聞かれても答えられない。
当事者自身が、自分の考えや行動を説明出来ない辛さを持っていることを
まず理解を示してほしい。

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