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『発達障害』 岩波 明

2017年初版。発達障害解説書。
具体例、症例も記載されている。
発達障害を知らない人が、漠然と『発達障害』とは何か、を分かる一冊になっていると思った。
発達障害の歴史、テレビや映画での扱い、共感覚、映像記憶、サヴァン症候群についても詳しく書かれており、当事者が読んでもかなり参考になる一冊。

私は天才ではないな、と勝手に落ち込んでしまったけど。
(あるわけがないけど、少しは期待するじゃないですか・・・)

テレビや映画では発達障害(もしくはそれに近い人々)のキャラクタが人気を博しているが、現実は未だ『障害』
『変人』『気持ち悪い』『うるさい』と抑え込まれたら、どんな天才でも力を発揮しようがない。
だからといって『発達障害』イコール『天才』と持ち上げる勘違い言動は絶対止めて欲しい。
それは、明らかにからかいの言葉だ。
『アスペ』『コミュ障』
心理学用語を冗談に使うのは、明らかに医療関係者や当事者に対する侮辱だ。
マスコミも充分に気を付けて欲しいと思う。

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