『みんな水の中』横道 誠
『イスタンブールで青に溺れる』より、やや難解な内容。
でも、本作『みんな水の中』の方が先なんですね。
「詩のように。」「論文的な。」「小説風。」
三章に渡り、横道先生の世界観、救いを求めた小説、音楽についても綴られています。
フラッシュバックを「地獄行きタイムマシン」と命名されたセンスはさすがです。
私は、あらゆることを自分のことのように思い、想像フラッシュバックをよく起こします。
体験、未体験含め、脳内が勝手に映像を再生してしまう状況を「地獄行きタイムマシン」以外なんという