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48℃とアトピー性皮膚炎

こんにちは😃はじめてらじおです!今日は私の肌の考えについて書きます!あくまで一般人の私見ですので、科学的根拠はありません。むしろこの記事を読んだ医師の方々に、臨床研究や基礎研究でこのケースが本当かを解明して欲しいと思ってます!

それは
「かゆみ部分の肌に48℃のシャワーを擦らずに適切に浴びせたら、かゆみが消えて肌がきれいになった」
ということです。(ボディソープは使用しません。あとタオルで拭くときも擦らないように細心の注意を払いました。)

背景

この話は、私がアトピー性皮膚炎とどう向き合っているかについてです。先日、皮膚科とは全然違う診療科のクリニックに行きましたが、やはり「アトピー性皮膚炎ってよく分からないよね〜」みたいなことを言われてしまいました。そう、本当に分からないのです。これまでいろんな医薬品を処方されたり、ドラッグストアでいろいろ買って試してみたり、運動量を増やしたりと、本当にたくさんのことを試してきました。生まれつきこのような肌だったので、ここに行き着くのに30年以上かかっています。それまで、ステロイドやらいろんな消炎剤、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤やらを処方されたり、あるいはドラッグストアで購入して使用してみたり、完全な試行錯誤の日々でした。しかも普通の実験と異なるのが、失敗した時の「痛み」が全部自分に跳ね返ってくるわけです。そんなこともあり、たまに結果を焦ってしまい、冷静に比較出来なくなる時もありました。特にステロイドからの脱却は本当に時間がかかりました。使えばそれなりに効果はあるけど、だんだん効果が薄れたり、キレイな肌が持続しなかったりと、悩みがたくさんありました。何よりも、効果の持続しない「医療費」を払い続けることに心の底からうんざりしていました。ここに使う費用を好きなことに充てられたら、どんなにQOLが上がったでしょうか。そう思いながら、いろいろ試してきました。ある時期は運動量を増やすことで肌の状態が改善したこともありましたが、再現性が取れず断念。皮膚科医にいくら説明しようとも、日常生活における細かい肌管理方法まで正確に伝えるのは不可能に近い(ウェラブルデバイスがもっと発展すれば可能かもしれないけど)ものでした。結局どんなに皮膚科医に通っても、日常的に肌がどんなふうに扱われているのかを共有できなければ、どんなに優秀な皮膚科医でも適切な治療は出来ませんでした。結局ステロイドに頼って、根本的解決はないままでした。

きっかけ

ではどうして今回のような手法に行き着いたのか。きっかけは偶然でした。それは仕事や肌の管理に疲れていたある日、シャワー中にかゆみが襲ってきて耐えられなくなったときのことでした。あまりにかゆかったので、その時シャワーの温度をいつもより高くしてみました。当然、ビリビリと熱いお湯の刺激が肌に走りました。それと同時にかゆみが軽くなっていきました。当時は一時的なものかと思いました。この時はシャワーの後しばらくすると、肌が赤く腫れ、余計にかゆくなってしまいました。失敗でした。しかし、この時はボディソープを使って肌を擦って洗っていました。この「擦る」というのが良くなかったと気がついたのは、さらに時間が経ってからでした。

最適解へ

きっかけからさらに2つの要素が加わり、今の方法に行き着きました。1つはパートナーの存在、もう1つは臨床研究支援の経験です。まずパートナーと一緒に暮らすようになって、生活がガラリと変わりました。ただこの生活変化が肌を直接良くした訳ではありませんでした。なぜなら、一緒に暮らしている中でも、肌が荒れることがあったからです。しかし、パートナーはたくさんの肌ケア方法・用品を提案してくれました。それだけでなく、私が普段どのような肌の手入れをしているかを客観的に観察して、改善点をいくつも教えてくれました。肌を擦らずにシャワーを浴びるという方法は、こうしたやり取りの中から生まれました。もう一つの臨床研究支援は、大学病院での勤務経験でした。ひょんなことから大学病院で医師の手掛ける臨床研究の支援を専門的に行う機会を頂きました。限られた期間でしたが、臨床研究とはどういうものか、そもそも医薬品とはどのように開発されるのか、基礎から徹底的に学び、実務に携わることができました。臨床研究を手掛ける医師と直接話す機会もたくさんありました。こうした経験から、医師の考え方や医薬品の有効性の検証方法、臨床研究を行う上でのルールなどを学びました。これらを学んだことで、自分の肌の変化を長期的に観察するようになりました。また出来るだけ段階的にパラメーター(シャワーの温度やお湯を肌に当てる時間など)を変化させることで、最適値を探していくことが出来ました。そしてパラメーターを変化させるときは、可能な限り比較対象を用意する(左右の腕で条件を変えるとか)ようにしました。もちろん、最もインパクトの高いランダム化二重盲検群間比較試験には遠く及びませんが、自分の中で少しずつ最適解に近づいて行くことができました。そしてついに、医薬品や医薬部外品を使わず、シャワーの温度制御と少量の保湿剤で肌をコントロールできるようになりました!これは嬉しかったです。何より、シャワーを使うことで、医薬品や医薬部外品より遥かに低コストに抑えられるからです!医療費という「呪縛」から解放されるのは本当に清々しいものです。

終わりに

ただし、まだ完全に健常な皮膚を保てている訳ではありません。今後さらに最適な条件を少しずつ探っていきたいと考えています。あくまでN=1の一般人の事例ですが、何かの参考になれば幸いです。
どうか医師の皆様、臨床研究や基礎研究で検証して頂ければ幸いです。

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