見出し画像

引っ越しで1番大変なのは住所変更では?

この度わたくし、4年ぶりに引っ越しました。
神奈川県民から東京都民です。

引っ越し自体は何回か経験があり、短いときは1年ごとに転々としていたのですが、今回は4年住んでいたこともあり、モノが増え、過去最高の作業量を記録しました。

引っ越し当日はトラックをレンタルし、友人と2人で1日で作業が終わりました。物件や駐車場の契約、引っ越しに伴う断捨離、ここまで大変だったなぁと思いを馳せ、友人とディナーへ。

しかし、本当に大変なのはここからだったのです。
今後引っ越す誰かの参考になればと思います。

まずは平日休みを取る

住所変更に関わるお役所は平日しかやっていません。
手続きを最短で終わらせたかったので「引っ越し休暇」と称して
当日含め、3日休みを取りました。これ重要。

ちなみに3日では終わりませんでした。

住民票を移す

まずは市町村役場で転出届と転入届を提出する必要があります。

私の場合引っ越し作業と急遽の仕事が重なり、引っ越し当日までに転出届を提出できず、わざわざ提出しに以前住んでいた場所へ戻りました。
電車で片道1時間…この時点できつい。

申請自体は記入例もあるので迷うことはありません。
意外な落とし穴が本籍地の記入。これわからない人、意外に多いです。

実際、自分の横で別の申請書類を書いていた人も本籍地がわからず、
役所の人に尋ねていましたが、
「お答えできないので本籍地が記載された住民票で確認してください」
と言われていました。
住民票を取るにもお金がかかるし、ましてや旧住所の住民票なんて
使い道がない。

ここでおすすめなのが免許証での確認。
免許証自体に本籍地の記載はありませんが、内蔵されたICチップをスマートフォンのアプリで読み取ることで確認できます。
確認には免許交付のときに登録した暗証番号が必要です。
忘れてしまった人は…警察署や免許センターで確認してください。

転出届を提出し、今住んでいる場所へ帰ってくると転入届を提出します。
こちらも記入例があるので迷うことはありません。
ここで新住所の住民票を2部取得しておきます。これ重要。
1部は会社への提出用、もう1部は車のナンバー変更申請用です(後ほど書きます)

ちなみに新住所の役所は住民票の発行手数料をクレカや電子マネーで払えるらしく、東京はやっぱ違うなーとしみじみ感じていました。

郵便局へ転居届の提出

不動産屋さんや役所などで口酸っぱく言われます。
申請日から1年間、旧住所あてに届いた郵便物を新住所へ転送してくれる
サービスです。

いくら住所変更をしても旧住所に届く郵便物って多いです。必ず提出しましょう。インターネットからでも申請できますが、私は役所からの帰り道に郵便局に立ち寄って提出しました。

免許証の住所変更

東京都の場合、都内にあるどこの警察署でも住所変更できます。
新住所を確認できる書類が必要ですが、住民票があれば話が早いです。
この住民票は返してもらえるので、私は会社提出用の住民票を使いました。
これも手続き自体はすぐに終わり、裏面に新住所が印字されて返ってきます。

原付のナンバー変更

今回市町村をまたぐ引っ越しなのでナンバー変更が必要です。
原付のナンバー変更は市町村役場で行います。
旧住所のナンバープレートと標識交付証明、身分証明書が必要です。

私は転入届と一緒に手続きしようとナンバープレートを持ってきたのですが、標識交付証明を忘れてしまい、自宅まで取りに帰りました。
手続自体はすぐに終わるので、自宅までの往復がかなりのロスになりました。

車のナンバー変更

都道府県をまたぎ、陸運局の管轄が変わってしまったので車のナンバーも変えなければなりません。これが超面倒。

まずは車庫証明の取得から

車の住所変更は陸運局での手続きですが、前段階として警察署で自動車保管場所証明書(通称車庫証明)を受け取る必要があります。

車庫証明は免許証の住所変更と違い、住所を管轄する警察署で申請が必要です。私の場合車でしか行けない場所にあったのでとても不便。歩いていけるお隣の警察署のほうがよっぽど便利。これもお役所なんですかね。

私の場合、必要なものは現住所を確認できるもの(免許証など)保管場所使用承諾書、駐車場の配置図(どちらも不動産屋さんでもらえました)
それ以外の必要書類は警察署でもらえます。自宅に駐車場がある人は必要なものが違うようです。

記入例に従って申請用紙を書いて提出。
申請手数料を支払うのですがここでもクレカや電子マネーが使えるらしい。東京はやっぱり違う。

すぐに車庫証明が出てくるのかと思ったら3日かかるらしい。3日後に取りに来てねと言われてその日は終了。下調べ不足でした。

次の平日休み、警察署で交付手数料を支払って車庫証明を受け取りました。その足で陸運局へ向かいます。

いざ陸運局へ

車を走らせること1時間。陸運局へ到着。遠い。

車を停めたのはいいが、どこに行けばいいのかが全くわからない。
とりあえず一番近い建物の中に入ってみる。

入ってすぐの場所に申請用紙のラックを発見。親切にも回る順番が書いてある紙が挟まっていたので、説明通りに建物を回る。

証紙を買う→申請用紙の記入→必要書類の提出(ここに住民票が含まれます)・審査→新しい車検証をもらう→自動車税の申告→旧ナンバーを返納→新ナンバーをもらう→封印してもらう→終了

ここまでで30分程度。
周りは自動車関係の方が大半で、私のように個人で手続きされる方は少数派でした。みんな手続きに慣れており、窓口でのやり取りが最小限なので、私は待ち時間よりも申請用紙を書いている時間や説明を聞いている時間の方が長かったです。

もし申請用紙のラックを発見できなければ、陸運局の中をいつまでもさまよい歩いていたと考えると恐ろしい。事前調査は必須です。

各種保険の変更も忘れずに

ここまで大変だったので忘れそうになっていましたが、任意保険の住所とナンバー変更もわすれないようにしましょう。最悪保険金が下りなくなります。私の場合はインターネットですぐに変更できました。

自賠責の住所とナンバー変更もやりました。
法的にはやらなくても違法ではありませんが、何事も経験だと割り切ってやってみることにしました。

自賠責の場合はインターネットでは変更できません。郵送もしくは保険会社に赴いて手続きをする必要があります。
原付、車、それぞれの保険会社に確認すると、どちらも郵送だと何回かやり取りが必要な上、最短でも2週間くらいかかるらしい。直接行ったほうが早いと判断し最寄りの営業店を検索すると、どちらも新宿の高層ビルがヒットしました。

次の平日休み、私は新宿のオフィス街のど真ん中にいました。それぞれ書く書類はほぼ一緒ですが、どちらも記入例がなかったので逐一対応してくれたお姉さんに確認しながら書いていました。もし郵送でこの書類だけが送られてきたら、1回は記載内容の不備で返送されていた自信があります。

結論 引っ越しは大変

今回、原付と車を両方所有して初めての引っ越しだったため、あまりの手続きの多さに疲れてしまいました。
引っ越し前も各種契約や準備でそれなりに忙しかったはずなのですが、それらを吹き飛ばすくらい、一連の手続きが印象に残りました。

免許証もそうですが、車両関係の手続きは本当に大変です。ディーラーにお金を払って代行してもらう人の気持ちがわかった気がします。

この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?