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北の大地の入場券収集の旅 4日め

おはようございます。旅ももうすぐ折り返し地点です。

宿の最寄り駅東釧路からスタート

今日は釧路を起点に行ったり来たりがメインになります。
まずは花咲線方面へ向かいます。

一面の大自然

このあたりはエゾシカの超出没地帯になっており、エンカウント率はポケモンの世界の草むらに負けていません。実際に車窓からはエゾシカの姿を幾度となく見ることができます。現在は衝突回避のためにカーブ手前で徐行運転する特別ダイヤが組まれており、加えて警笛も甲高い音が特徴の鹿笛になっています。

減速と鹿笛を繰り返し、最初の目的地厚岸駅に到着します。

駅前は静かです

駅を降りたのは私ともう一人だけ。早朝ということもあってとても静かです。すぐに厚岸始発の汽車で釧路に戻ります。

昔ながらの大きな駅

到着時点でみどりの窓口が営業時間前なので、入場券はお預け。
続いて向かう釧網本線の汽車は1時間半後なので、駅近くのコインランドリーで洗濯をすることに。
今回の旅は移動がメインなので、でかいリュック一つにすべての荷物をまとめています。なので着替えは3日分しかなく、どこかで洗濯しなきゃとは思っていました。

結局汽車の時間までに洗濯が終わらず、洗濯物を残したまま釧路湿原駅へ向かいます。

きれいなログハウス駅舎
下手すると5時間半待ちます

入場券は駅から山を少し登ったところにある細岡ビジターズラウンジにて発売しています。

営業は10時から。現在9時20分。釧路へ帰る汽車は9時41分発。

北の大地の入場券の公式ホームページや細岡ビジターズラウンジの公式ホームページを何度見直しても10月の営業開始は9時と書かれている。

この先の行程を考えると時間はずらせないし、そもそも本数が少ないので再訪できるタイミングもない。色々悩みましたがここは宿題とすることに。この旅で東半分制覇の予定なのでここが残るのは正直かなり痛い。

あとから気づきましたが食べログにはしっかり10時と書かれていました。

近くの展望台で気分を落ち着かせる

なんとなく気分が晴れないまま釧路に戻り、次の新得行きが出発する30分の間に入場券の購入と洗濯物の引き取りへ向かいます。

このあたりは正直慌ただしく、あまりゆっくりできていません。釧路湿原の件もあるので、またの機会にじっくり観光したいと思います。

新得行きの汽車に乗り込み、音別駅へ向かいます。

無人駅です

駅から国道へ出てすぐのルート38音別館おんぽーとで発売しています。

きれいな建物です

日本一を獲ったこともある特大しいたけが名物だそうで、お昼ごはんに購入。誰もいない駅の待合室で食べていました。

続いて釧路行きに乗り込み、白糠駅へ。

特急も停車する大きな駅
鍛高譚のふるさと

池田駅同様、しそっぽい紫色に駅や周りが染まっています。
次の特急まで待ち時間があまりなく、慌ただしく入場券を購入。前回もそうでしたが、やはり現地では少しゆっくりできる時間を確保したい。

特急で三度釧路へ戻り、根室本線の終点根室へ向かいます。
普通列車で2時間半。長い旅の始まりです。

釧路から帯広よりも
根室のほうが遠いです

北海道にいると距離感がおかしくなりそうです。朝一番で向かった厚岸ですら50キロ近く離れているので往復ですでに移動距離100キロ。しかもそれでも根室にはたどり着けない。やはり北海道は大きい。

思ったより暗くね?

日の入りが日本一早いエリアということもあり、16時時点でかなり暗いです。帰りの汽車まで3時間あるので、サクッと観光にでかけます。

暗すぎ!寒すぎ!

バスに乗り込み45分。納沙布岬へやってきました。降りたのは私一人。
運転手に帰りも乗ることを伝えると「待たないから遅れるなよ」と声をかけられました。出発は25分後。

岬を見に行くだけであれば25分もあれば十分です。この時間であれば観光客も誰もいないのでゆっくり観光できます。しかし売店や施設はすべて閉まっており、月明かりだけが周りをほんのり照らす世界。そして風が強くて寒い。日本の果てに来た達成感よりも、わざわざやってきたことに対する後悔がわずかに勝ちました。

結局20分でバス停に戻りました。

根室駅に着いた時点で釧路行きの汽車まであと1時間。晩ごはんを食べることにします。
根室にはエスカロップというB級グルメがあり、発祥と言われるお店が駅近くにあるようなので、そちらでいただくことに。

喫茶店です

たけのこが入ったバターライスに薄切りポークカツをのせ、ドミグラスソースをかけた一品。これがうまい。バターライス、ポークカツ、ソース全てが合う。レシピも難しくはないので家でも作りたいくらいです。根室に来たらエスカロップ、おすすめです。

お腹いっぱいで店を出ましたが少し時間に余裕があります。
せっかくなので日本最東端の駅、東根室まで歩くことにします。

根室から住宅街を歩くこと20分。

日本最東端という響きがいいね

果てを一つ制覇するとすべて制覇したくなるのが人間の性。北海道には最北端も存在するのでぜひ行きたいという、はやる気持ちを抑えながら汽車を待っていました(今回の旅では行きません)

東根室駅から汽車に乗り、エゾシカが線路から離れるのを一旦停止して待つ時間をはさみつつ東釧路駅へ帰還。これにて4日め終了です。

今回は根室駅以外は滞在時間が短めということもあり、昨日に続き慌ただしかったです。5日めは超ゆったりスケジュールなので(釧網本線汽車少なすぎ)観光の時間を多く取っていきます。

5日めに続く

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