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三上 創
2021年3月28日 21:55
「肝」の解説です。「肝」は「疲れを取る臓器」「肝臓」と聞くと、多くの人はきっと「アルコール分解」と頭の中に思い浮かぶはず。私も、日々人のからだを診ていて「これは肝臓の症状ですね」とお伝えすると、「えっ、お酒はまったく飲まないんですよ」という答えが返ってくる経験がよくあります。東洋医学的には、肝臓は「疲れを取る臓器」という側面があるんです。血を一旦肝臓にため込んで、肝の働きによって濁
2021年3月23日 22:21
「肺」の解説です!東洋医学が考える「呼吸」のイメージ西洋医学的な解釈だと、肺は「呼吸」に関係していることは、多くの方はわかっているはず。 東洋医学の呼吸のイメージなのですが、呼吸は「気」を作るのに重要なので、まずは東洋医学が考える、気の生成のイメージを持っていただきたいんです。「腎」の説明で、気の生成を料理に例えました。もう一度簡単に説明すると、料理を作るのに、鍋があって、ガスコン
2021年3月16日 22:18
私、以前からブログを書いていたのですが、自分は「これだけは書かない!」と、こころに決めていたことがあるんです。私が書かないと決めていたのは、「東洋医学の教科書をまとめたような文章」五臓六腑(東洋医学的な臓器の総称)の解説を、一度も書いたことがないんです…東洋医学的な用語の説明も書いたことがないです。「気とは何か?」とか「肝鬱気滞について」とか。…私が書かなくても、まとめるのが上手な
2021年3月16日 23:14
東洋医学が考える「五臓六腑」を、私、独自の解釈を含めてまとめた【新訳五臓六腑解説】の二回目。今回は「脾」の解説です!「えっ!脾って何?」いきなり「えっ!脾って何?」と思った方も多いはず。「脾」は西洋医学的な「脾臓」とは違うんです。ちなみに「脾」は「ひ」と読みます。江戸時代、日本でも解剖学が発達して、杉田玄白さんや、前野良沢さんが、オランダの『ターヘルアナトミア』という本を見な