映画レビュー(65)「ファイナル・デッドサーキット」

人体損壊ホラー。それ以上でも以下でもない。

 ニックとローリは、友人カップルと一緒にサーキット場でのダブルデートを楽しんでいた。白熱するデッドヒートに溢れんばかりの観客たち。そしてレースが最高潮を迎えたその時、ニックは突然恐ろしい予知夢を見る。―1台の車がクラッシュしたのをキッカケに、巻き込まれた車が次々と炎上。はじけ飛んだタイヤや炎に包まれた車の残骸が逃げ惑う観客を容赦なくなぎ倒し、サーキット場は惨劇の舞台へと姿を変えるのだ。
 その予知夢のおかげで、ニックは友人と数人の関係者を救うことができたのだが。死の運命は見逃してくれないようだ。
 というのが物語だが、色々、あの手この手の事故が降りかかる。その事故で死んでいくバリエーションを面白がる作品である。そのプロセスと意外性が見もの。
 どうも、工事現場や工場での作業における不注意やミスや見逃しが原因になることが多い。
 彼らに必要なのは予知能力ではなく、現場猫だな。

現場の確認大事だぞ!

ファイナル・デッド・サーキット


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