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映画レビュー

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記憶に残った映画の記録として。
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2024年5月の記事一覧

映画レビュー(113)「イグジスツ 遭遇」(2014年)

 プライムビデオで無料視聴した。  テキサスのビッグ・シキット国立保護区で夏休みの週末を…

栗林元
3週間前
7

映画レビュー(112)「友情にSOS」(2022)

これはよくできた物語。 アメリカ社会に根深く残る人種差別が背景になっている。思わぬトラブ…

栗林元
3週間前
1

映画レビュー(111)「エビデンス-全滅-」

 ホラー系の作家としてラブクラフトの研究家としても著名な朝松健先生がX(旧Twitter)激賞し…

栗林元
3週間前
8

映画レビュー(110)「夏の妹」(1972年・大島渚・監督)

 96分のカラー作品で、日本ATG(アートシアターギルド)の配給。  本土復帰して間もない沖…

栗林元
3週間前
3

映画レビュー(109)「ブラックシープ」

これは笑った。ホラーの皮を被ったブラックユーモア作品だ。 牧場育ちでありながらヘンリーは…

栗林元
4週間前
6

映画レビュー(108)「曲がれ!スプーン」

 上田誠とヨーロッパ企画の戯曲の映画化。2000年の初演に際しては「冬のユリゲラー」とい…

栗林元
1か月前
5

映画レビュー(107)「恐怖と戦慄の美女」(1975年)

ホラー・オムニバス。テレビドラマであろう。三篇ともカレン・ブラックが主演している。 女教師と男子高校生、謎の姉妹、呪いの人形、という今ではおなじみの題材だが、ほぼこの作品ぐらいがルーツとみて間違いない。特に人形ネタの恐怖としては、あのチャッキーより古い「パペットマスター」という作品ですら 1989年。この作品はその15年前だ。 マシスンが直接映像にかかわったのは、この三作目だけらしい。 「恐怖と戦慄の美女」 (追記) 作品内の70年代半ばの時代色が、私自身の中学高校時代の記

映画レビュー(106)「アウターレンジ 領域外」

映画というよりアマゾン・オリジナルの連続ドラマシリーズ。 複雑な物語で、群像劇。メインと…

栗林元
1か月前
1

映画レビュー(105)「トレジャーハンター・クミコ」(2014年)

 東京で働く29歳OL・クミコ(菊地凛子)は仕事にやる気がなく恋人もおらず鬱屈とした生活を送っ…

栗林元
1か月前
13

映画レビュー(104)「ノウイング」(2009年)

予備知識なしで見始めたので、最初はホラームービーかと思った。 小学校の創立記念日、50年前…

栗林元
1か月前
14

映画レビュー(103)「ヒューマン・キャッチャー」(2003年)

 前作の数日後という設定だそうだ。23年に一度、23日間人を食い続ける化け物。姿は悪魔を思わ…

栗林元
1か月前
7

映画レビュー(102)「ハロウィン THE END」

 殺人鬼ブギーマンことマイク・マイヤーズが再びハドンフィールドを恐怖に陥れた事件から4年…

栗林元
1か月前
7

映画レビュー(101)「ノック 終末の訪問者」

 ストーリーは、ある一家(同性夫婦と養子)が森のキャビンで休暇を楽しんでいるところに、武…

栗林元
1か月前
10

映画レビュー(100)「コカイン・ベア」(2023年)

 事実に基づくストーリー(based on true story)て、本当かよと思ったら、実際に1985年にアメリカ合衆国ジョージア州でアメリカクロクマが麻薬密売業者が投棄した大量のコカインを摂取し、薬物の過剰摂取により死亡した事件をモチーフにしているという。  舞台は1985年、麻薬密輸人のアンドリュー・C・ソーントン2世は、自身の飛行機からコカインの入ったダッフルバッグを持ってパラシュートで飛び降りようとするが、ドアフレームに頭をぶつけて意識を失いそのまま落下死する。この