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映画レビュー

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記憶に残った映画の記録として。
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2024年4月の記事一覧

映画レビュー(95)「大河への道」

プライムで拝見。 千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治は、地域振興の会議で郷土の…

栗林元
1か月前
1

映画レビュー(95)「ひみつのなっちゃん」

 2023年1月公開の本作、岐阜県郡上市を舞台にしたご当地映画でもある。制作には東映と共…

栗林元
1か月前
2

映画レビュー(94)「パルス」(2006年)

アメリカ映画だが日本映画「回路」(2001年黒沢清監督)のリメイク。どうりで既視感あった。20…

栗林元
1か月前
3

映画レビュー(94)「スーパーヒーロー・ムービー !! -最'笑'超人列伝-」

 物語の構図は当時公開された「スパイダーマン」  そこにギャグを詰めるだけ詰め込んだバカ…

栗林元
2か月前
1

映画レビュー(93)「ストレンジ・ネイチャー」(2024)

プライムビデオで視聴。  ミネソタ州などで大量の奇形のカエルが発見された実話を基に創作さ…

栗林元
2か月前
8

映画レビュー(92)「アステロイド・シティ」

 舞台劇「アステロイド・シティ」の舞台裏と劇内世界とを交互に描く構成である。フィクション…

栗林元
2か月前
2

映画レビュー(91)「Scary Movie 5  最終絶叫計画5」

安心して見られるおバカ映画。今日は疲れてたので、この手の作品でいいやと。  ホラーパロディ映画だが、主なネタ元は、「パラノーマル・アクティビティ」「ママ」「フッテージ」「死霊のはらわた」「インセプション」「ブラック・スワン」など。でも、細かなシーンに色々なお約束が潜んでいて吹いてしまう。  例えば、冒頭の方のセックスシーンには、大昔のイギリス映画「ドッキリ・ボーイ」(私が観たのは「教習所ドッキリレッスン」だけだが)シリーズのセックスシーンネタが出てくる。どこまで凝ってるんだ

映画レビュー(90)「セル」

 スティーブン・キングの2006年の作品の映画化。2016年の米国映画。監督はトッド・ウ…

栗林元
2か月前
6

映画レビュー(89)「オッペンハイマー」

 話題の映画「オッペンハイマー」見てきました。実は、拙作「不死の宴 第二部北米編」で1956…

栗林元
2か月前
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映画レビュー(88)「バクラウ 地図から消された村」(2019年ブラジル・仏)

 数年後の近未来。水利権で近隣と対立するブラジルの架空の村・バクラウを舞台に展開する西部…

栗林元
2か月前
6

映画レビュー(85)「Winny」

2002年、開発者・金子勇(東出昌大)は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」…

栗林元
2か月前
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映画レビュー(87)「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」(2023)

 新宿ゴールデン街で小さなバー「カールモール」を営業するマリコは同時に探偵もやっている。…

栗林元
2か月前
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映画レビュー(86)「ドラキュラ デメテル号最期の航海」

 ルーマニアのカルパチア地方からロンドンまで、謎めいた50個の無記名の木箱を運ぶためチャー…

栗林元
2か月前
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映画レビュー(84)「蜜蜂と遠雷」

 原作は音の聴こえない小説だった。それだけでも十分にすごい作品を、実際の演奏と音楽を添えて演じられるドラマが傑作にならないわけない。という作品。  蜜蜂とは16歳のピアニスト風間塵の渾名・蜜蜂王子から来ている(原作による)。一度コンクールから逃げたかつての天才少女、正確さを追い求めて病みかけている幼馴染の青年。年齢的に最後の機会である兼業ピアニスト。  彼らの心を、風間塵の音楽に対する天真爛漫な気持ちが少しずつ変えていく。そんな心の変化を言葉ではなく映像と音楽で見せていく。そ