創作エッセイ(7)志賀直哉の「雨蛙」を読んで
(2016年 10月 05日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)
志賀直哉の「雨蛙」を読んで
今回は、作品の感想文を書いてみた。文豪・志賀直哉の「雨蛙」という作品である。ストーリーは、文学趣味の若い亭主・賛次郎がその興味のない妻に文学趣味の会合に参加させて、不良作家からひどい目に遭わされて後悔する話である。興味がある方はどんな図書館にもあるのでお読みいただきたい。
賛次郎にとって文学趣味は、家を継ぐために都会に残してきた高等遊民(労働せずに文化芸術に耽るインテリ