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サラリーマンから大学教員になってびっくりした小噺 その1 研究室編

おつかれさまです。サラリーマン→中高教員→大学教員、と転職してきましたが、いよいよ4月から本格的に大学教員生活がスタートしました。初めて大学教員をするにあたって体験したカルチャーショックを、これから大学教員を目指す方の参考になるように、書いていきたいと思います。

最初は研究室について書きます。研究室というのは文字通り研究をする部屋、要は教員の個室ですね。会社でも、高校でもデスクは一つ、課なり学年なりの島の中に自分の場所が割り当てられていました。
一方、大学では各教員に個室が与えられます。これが私には結構な驚きでした。これ、集中して研究に取り組むには良い環境ですよね。前職の学校は職員室の壁がなくて、しょっちゅう生徒がデスクに来ていました。だから授業準備も校務も採点も捗らない、という辛さがありました。大学の研究室はこれとは異なり個室があるわけですから、環境の高低差がありすぎて耳がキーンとなりますね。
私はまだこの個室に慣れず、図書館で仕事しています。大学の図書館、いいですね。広くて静かで新聞も色んなものがあり、雑誌もマンガもあります。研究用の参考図書も沢山あってなんだか楽園に来たようです。今更になって自分が図書館がすごく好きだということに気づきました。

また、入って更に驚いたのはその本棚の数。部屋の端から端までびっしり棚があります。私の今の状況はこんな感じです。机の近くの棚1つで足りるがな。・・・と思いましたが考えてみるとこの2ヶ月20冊くらい本を購入していました。まず講義で教えるための教科書、そしてそれを支えるための参考図書。観光英語を教えるので、大学レベルの文法書。次に論文を書くための参考書。大学での学びとは何か、に関する本。という感じで、読む→調べる→良さげな本が見つかる→買う→読む・・というサイクルを繰り返していくとその数がどんどん増えていきますね。2ヶ月で20冊なら1年で120冊?それは多すぎますね・・・。
様々な本を参考にしながら授業準備と研究に時間を割くことができるのは大変な贅沢だと感じます。だからこそ、意義のある研究や学生が良い学びの機会を得られる中身のある授業を実践したいものです。

次の回では研究費について書きます。

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