オヤジに似てきたのか?!
プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険(PGF生命)さんが、70歳以上の親のいる40~69歳の男女2千人を対象にしたアンケートで、51%が「親に似てきたと思うことがある」と回答したそうです。私と同世代の人たちですね。
先月オヤジが、「おまえはイロイロやってるみたいだけど、何したいんだ?」と聞くので、同世代の50代が元気になるような仕事をしていきたいと話しました。
オヤジ(80代)は、お寺に人が集まらないから、老人のハワイアンバンドを演奏させてイベントしようと思っていると言います。
オヤジが、「オマエは合わないと思っていたが、ホントは一番合うのかもしれない」とつぶやきました。
オヤジ、そんな言葉にはダマされないよ。
オヤジは数年前、私がやることを理解できないと激昂して、「相続財産はぜんぶ、娘(私の妹)に渡す!」と叫んだのだ。
それから私は、オヤジのいいなりにはなるまいと勉強を始めた。ちょうど会社から、営業マンならファイナンシャルプランナー(FP)になるべきと言われていた。
FPの勉強には、相続、不動産、ライフプラン、保険、金融などの科目があり、人生後半の資産計画を立てて提案するための内容になっている。
勉強していくうちに、「これでオヤジに負けないぞ」という気持ちになってきた。
私が勉強し始めの頃、オヤジは「おまえに何が分かる」という顔で聞く耳を持たなかった。オヤジが自慢気に説明する相続計画を、私は黙って聞くしかなかった。
状況が変わりだしたのは、それから2年ぐらいたった正月。いつものようにオヤジのご高説を聞いた後、行政書士さんが作成したと言う相続計画表を見せてもらった。
その計画表は、細かい計算式等に不備があるものだった。それをオヤジに指摘すると、その日は顔を赤らめて怒っていたが、後日呼び出された。
「違っていたので、訂正させた」と言って、オヤジは新しい書類を見せた。
それからまた1年ぐらい過ぎたのが、最初の話。
オヤジ、オレはダマされないからね。