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フリーランスの立場を思い知ったコロナ禍
社会における自分のポジションなんて、あまり考えたことがなかった。
考えなくてもいい環境だったから。
持続化給付金の問い合わせで初めて「そうだったのか」と思い知った。
フリーランスの仕事は持続する価値がないのか?
「できませんね」
世田谷税務署の担当者は「雑所得の事業所得…」と話が終わらないうちに冷たく言い放った。
それだけ同じ問い合わせが多いということだろう。
私がたずねたかったのは、雑所得を事業所得に修正申告できないかということ。
何故なら雑所得が持続化給付金の対象外だからだ。
こういうと、「事業の持続のための給付金なんだから」とやいやいいう輩もいる。
ええと、言わせていただくと、もう30余年も事業継続して税金お支払いしてますよ。
しかもこの雑所得、税務署からの指示なんですけどね。
文句はさておき、現時点での記録として、税務署からの話を列記する。
・雑所得は事業所得に修正申告できない
・できるとすれば収入を増やして修正申告という形でしか受けない
・修正申告で収入が増えた場合、「延滞税」が日割りでかかる
・修正申告したところで給付金が受けられるかわからない
・持続化給付金にも税金がかかる
これにプラスして「税務署は今混雑しているから」と一言。
つまりはめんどくさい対応をこれ以上増やして欲しくないのだ。
もう少し性格のいい担当なら違ったのかもしれないが、この方は「何で同じこと毎日説明しないといけねえんだよ」という感じが言葉のはしはしに出ていた。
「お金欲しい? はい、残念~」みたいな。
まあ、この担当にしろ、大臣にしろ、フリーターとフリーランスの区別がほとんどついていないんだろう。
腹を立てるだけ無駄なので、「はい、そうですか」と電話を切った。
給付金をアテにせず自力でやってやる
この時、社会における自分の立場が弱いことを改めて知った。
家を買う際、銀行のローンを組む時以来かもしれない。
この手の方々からは「実態のわからない信頼ならぬ人種」と思われているような気がする。
いや、金を乞う虫けらか?
卑屈になっているワケではない。
事実として、純粋にそう思ったのだ。
まあ、知識、経験という見えないものを売って収入を得ている商売なので
ムリもないのかもしれない。
国はそういうフリーランスの仕事を持続するためのお金は、びた一文渡す気がないようだ。
「あげないよ」と言っている御上に金乞いをしても仕方がない。
時間がもったいないので、時間がある今のうちに収入の糧となる知識を備蓄することにした。
腹は立ててないと言いながら、「見返してやる」とこっそり闘志を燃やしている。
叩かれ強いフリーランスは、こんなことぐらいで負けないのだ。
【注】
雑所得にしているフリーランスの持続化給付金については、また改善される可能性もあるようだ。フリーランスのために頑張ってくれる政治家も少ないけどいる。
また上記に書いたのは、あくまで世田谷税務署の私の例であり、他の担当者なら違ったかもしれないということを明記しておく。
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最近、全然「オトメ」な投稿ができない。あ、アロマ使ってます。お気に入りは「オレンジスイート」ね。
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