「この国に生まれてよかった」と思う日本に
・海外から帰ると「日本に生まれてよかった」「日本人でよかった」と思う。安全、安心、誰にでも優しい民族。日本人であることを誇りに思う。しかし昨今のコロナにおける日本の経済対策にはつくづくがっかりすることが続く。また諸外国の動きを見ながら、なかなか入国拒否をしなかったことも。急速かつ的確に動いた諸外国の対応とつい比較してしまうこの頃である。
布マスクに罪はない
布マスク2枚。
そこだけを見てはいけない。
日本政府は介護高齢者施設、小中学校などにも医療マスクを確保して、一部は既に配布済みである。
そんなのわかっている。
わかっているけど、やっぱり布マスク2枚を全世帯に郵送するって「どうなのよ」と思ってしまう。
布マスクが悪いのではない。
形は古いし、あごだってはみ出しちゃうけど…、悪くはない。
膨大な郵送料がかかることに疑問を感じてしまうのだ。
それだったらドラッグストアをはじめとする各販売店に政府が指示し、整理券を配る、マイナンバーの末尾が偶数、奇数で買える日を変えるなどルールを決めたらいい。
そうすれば極端な買い占めが防げるはずだ。
高齢者など、布マスクが届いて助かる方もたくさんいると思う。
でも不必要な方だってたくさんいる。
特に若い世代はまず「要らない」って言うだろう。
できたら必要とする方だけにさしあげて欲しい。
その分、郵送料を節約し、現金給付にまわしてもらえたらと切に願う。
膨大な郵送料はすべて私たち国民の血税である。
日本は税金天国だ。
家を買えば不動産取得税に固定資産税、
車を買えば車税、
死んだ後にも相続税と何でもかんでも税金がかかってくる。
身を粉にして働いて、稼いでも消費税にまで課税される。
しかし税金を払うのは国民のつとめ。
稼いだら喜んで税金を払おうではないか。
それは仕事人としての誇りでもある。
でもそのがんばって働いて納税した税金が、
布マスク2枚の郵送料に使われるのがちょっと悲しい。
できたら、いや、ぜひとも今、ホントの今、
生活に困窮している方に「現金」という形で渡して欲しい。
ホンネを言えば一律現金を支給して欲しいけれど(私だって欲しい)、
耐えられるうちはがんばろうって思ってる。
私の周辺の話で恐縮だが、みんな現金を必要としている。
飲食店を経営する方の中には自身の保険をすべて解約した。
現金を確保したいからだ。
社員を抱える会社は社員に給与を支払わなければならない。
自宅とお店とダブル家賃を支払う経営者はさらに厳しい。
ここ一カ月でやむなく廃業した飲食店、企業は両手、いや足の指を使っても足りない。
このままではもっと増えていくだろう。
「禁止」ではなく「自粛」のため営業するも休業するも全てオーナー任せ。
休業補償もない。
そして予約してくれる客もない。
ないない尽くしである。
飲食店の経営が悪化すれば、それに紐づく酒販店、酒蔵も同じく経営が悪くなる。
経済はよきにつけ悪しきにつけまわっているのだ。
「自粛」という名の真綿で首を絞められて
日本の飲食店や宿泊業はじめ多くの企業は「自粛」という名の真綿で首をしめられ、やむなく自主的に休業している。
休業補償もなしに。
それは「これ以上、感染者を増やしたくない」「日本を守りたい」という思いからだ。
今、そうした経営者の善意に国が依存している状態のような気がしてならない。
日本人はガマン強い。
震災があっても、戦争であれだけひどい目にあっても、復興してきた。
だが今回はコロナという目に見えない敵が相手で、終わりが見えない。
だからこそ「国」という大きな力での支援が必要だと思う。
「一献の系譜」の映画監督の石井かおりさんがこんな投稿をされていた。
「Undersutand」 理解するとは、
「Under/sutand」 つまり、下に立たないと理解はできない。
まさに!である。
そう、今こそ国を統一するリーダーは「下」つまり国民の立場になって考えて
「今、何が国民にとって必要なのか」を考えていただきたい。
(ホントに布マスク2枚でいいのか?も再考して欲しい)
「この国に生まれてよかった」
もう一度、そう思える日本になることを切に願う。
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今回はオトメとは無関係記事ですね。たまにはこんな記事もあります。
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