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新潟くいだおれマップ(新潟駅周辺)


日本全国を旅する時、特に地元や出身の人に「おすすめの場所ってどこですかー?」とたずねるようにしています。

ネットで検索すればそこそこヒットするわけなんだけれど、それでも地元出身者の街をみる解像度にはかなわないわけで。これまでにそんな質問を投げかけて楽しい思いをしてきました。ありがとうございます。

そんなわけで、私の出身地「新潟」を旅する人がいると聞けば、おすすめの場所を伝えたくなるのです。恩送り大事。

平山さんの今回の旅のお目当ては、新潟市近郊にあるワイナリー「カーブドッチ」。ということは、上越新幹線で新潟駅を経由するだろうから、おすすすめするなら新潟駅からすぐに行けるお店だなとあたりをつけます。

余談だけれど、2019年11月にオープンしたカーブドッチの新しい宿泊施設「TRAVIGNE(トラヴィーニュ)」は、客室の目の前がワイン畑!最高かよ。

で、リストアップをはじめたんだけれど、これがなかなか難しい。。。おいしい店はもちろんいろいろあるのだけれど、お店を紹介するといことは、それがそのまま「新潟」の印象となるわけで、とても大切で、とても難しくて、とても楽しいこと。

あーだこーだと考えた末、まとめたのが以下のリストです。新店というよりも新潟で長く続いている店を選びました。古町あたりの夜の情報が多いのは、新潟で働いていた当時、そこで呑んだくれていたからです私が(爆


新潟市のご当地グルメは「肉」、異論は認める。

「せきとり 本店」
新潟市内でから揚げといえば、鶏の半身揚げのこと。カレーのスパイスが効いていて、これとビールがあればそれで昇天。揚げ鶏と蒸し鶏があるのだけれど、ぜひあわせて注文を!

「とんかつ太郎」
新潟のタレカツ丼は醤油味。揚げたてのカツを醤油ベースのたれに漬け込んでごはんにのっけます。正確にいえば、ごはんの中にもカツが隠れています。ほぼ、糖と脂です。でも不思議とさっぱりといただけるんだなぁ。

「加島屋 長作」(※臨時休業中)
新潟のキングオブおみやげといえば、加島屋。さけ茶漬の瓶詰は、ごはんのおともに最高です。その加島屋の本店には飲食スペースがありまして定食がいただけるんです。新潟といえば、やっぱり米! ごはんと焼鮭さえあれば、それだけでQOLが上がります。

「田中屋本店 みなと工房」
米どころ・新潟は、米を使ったお菓子も豊富で、笹団子はその代表格。笹巻き体験もできるよ。

駅直結の角打ちと、駅から徒歩15分の日本酒蔵。

「ぽんしゅ館 新潟駅店」
新潟駅直結のおみやげスポットなんだけど、ここのおすすめは角打ちスペース。500円で5枚のコインに交換して、1コインでおちょこ一杯の日本酒が飲めるというもの。新潟県内の酒蔵がほぼ揃っているから、まぁ選ぶの迷いますわな。

「今代司酒造」
「角打ちだけじゃ物足りねぇー!」という方は、新潟駅から歩いているところに蔵見学もできる日本酒蔵がありますよ。もちろんお酒も試飲できるし、お土産も買えるから最高。

「沼垂ビール」
「今代司酒造」の近くにはブルワリーもあります。沼垂(ぬったり)と呼ばれるこの地区は古くから醸造が盛んな土地柄で、その最新形がこちらのお店。近くのゲストハウス「なり」に泊まって、こことのコンボを決めたい。


新潟の地酒と魚を楽しむなら。

「越後一会 十郎」
日本海の地物の刺身、のどぐろ、村上牛、栃尾の油揚げ、コシヒカリのおむすび。新潟のうまいものは大体そろいます。

系列店の「五郎」もおすすめ。〆はぜひ五郎めしで。

「のみすけ 古町店」
こちらも新潟らしいおつまみが充実したお店。ちょっと路地裏にある隠れ家的。

「案山子」
新潟の地酒とアテでゆったりする感じ。ここは燗酒でいきましょう。

新潟市の繁華街・古町で飲み明かしたいなら。

「喜ぐち」
新潟でいうところの"しょっぺ店"の代表格な居酒屋。ここで〆ないと古町の夜は明けません。あー、めちゃくそ懐かしい。

「おでん処じゅんちゃん」
ご当地グルメというわけではないけれど、みんな知ってるじゅんちゃんのおでん。真っ黒な大根はマスト。朝5時までやってるよ。

「讃岐っ子 古町店(孫四郎そば)」
本当はうどん屋さんらしいのだけれど、ここでは「へぎそば」しか食べたことがない。へぎそばは、つなぎに布海苔を使っていてツルツルした舌触り。

「ラーメン拾番」
新潟5大ラーメン(なにそれ?って人はググってね)のなかでも「新潟あっさりラーメン」系のお店。透き通ったスープが美しくてうまい。焼きそばも結構いけるよ。

コーヒーと甘味と街歩きなら。

「自家焙煎珈琲の店 シャモニー」
ホテルの朝食もよいけれど、喫茶店のモーニングがご所望ならこちら。古き良き昭和の喫茶店です。全面喫煙可なのでご注意を。

「THE COFFEE TABLE」
今どきな感じだとこちらかな。デザートもおいしい。

「ツバメコーヒーSTAND」(※2020年4月閉店)
ガンジー牛のソフトクリームが乗ったコーヒーフロートがおすすめ。

「古町糀製造所」
コーヒーが苦手という方は、糀ドリンクはいかがでしょう。

「さわ山」
皮が薄すぎて薄すぎて日持ちがしない大福。だから、お土産には不向きで、その日のうちに現地で食べるのがおすすめ。一個食べるとまた食べたくなっちゃう危険なやーつですけれど。

「ロシアチョコレートの店 マツヤ」
ほっこりするイラストがかわいいチョコレート。チョコのなかにはゼリーやドライフルーツなどが入ってます。おみやげによいよ。

新潟おみやげを買うなら。

「にぎわい市場 ピア万代」
前述の「ぽんしゅ館 新潟駅店」でおみやげは大体そろうんですが、新鮮な魚介類や野菜、米などの食材が気になるならここ。その場で食材を購入して、その場で焼いて食べられるBBQサービスもあるよ。

そのほか、おすすめスポットいろいろ。

「新潟日報メディアシップ 展望フロア」
新潟市街を一望するなら、信濃川・万代橋のたもとに立つこのビルの展望フロアへ。日本海に沈む夕陽がエモい。

「北書店」(※2022年12月に下大川前通に移転)
新潟市役所前にある小さな本屋さんで、選書が素敵。お隣の「カフェ ド プライム」のチキンカレーが意外とおいしい。

「沼垂テラス商店街」
古くから市場として使われていた長屋を改装し、昭和レトロな町並みを残しつつも新しく生まれ変わった商店街で、ここを訪れたという友人が多数。


そんな感じで新潟駅周辺を中心にお送りしました。現場からは以上です!

お寿司やフレンチ、イタリアンでおいしいお店もあるらしいんですが、あまり行ったことがないので割愛しちゃいました。そのあたりは岩佐十良さんが書かれた「新潟美食手帖」に詳しいので、ぜひぜひ。

それでは、楽しくておいしい新潟の旅を!(新潟は、上越新幹線で東京駅から約2時間、意外と近いよ)

(2019/11/2追記)
この記事を公開したら、新潟県在住のライター・madokaさんからナイスな追加情報が届きましたよ。ブリしゃぶ、うまそうだなぁ!

ヒッコリースリートラベラーズの迫さんは、カミフルの街中華「楼蘭」をレコメンド。古町通の白山神社側、古町通1〜4番町にある上古町商店街を、通称「カミフル」と呼ぶんですが、この通りは街歩きにぴったりです。


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