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俳句「空でつながる」
鳩飛べる五月の空をまもるなり
原句は「鳩飛べる五月の空を仰ぐなり」だが、平和は憧れのように見上げるものではなく、同じ目線の高さで見つめるものでありたいと思った。古語「まもる」には「目を離さずに見る」の意味もあるらしいので、この形に変えた。
「五月」を、「さつき」と読むか、「ごがつ」と読むかで、句の印象がかなり変わるような気がする。「さつき」と読んだほうが響きはさわやかなのだが、昨今の世界情勢を思うと、「ごがつ」と濁音で読むべきだろうか。この青い空は、砲煙の立ち上るウクライナやガザの空にもつながっているのである。
戦禍や災禍のなか、介護をしている方々、介護されている方々を想うと切ない。
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