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俳句「どんなに科学が進んでも・・・」

変節の梅雨いきなり刀抜く

 日本の気候が変わりつつある。これまでこの季節の大雨は梅雨の末期に集中していたのに、ここ数年は梅雨になっていきなりの大雨や、梅雨が始まる前の大雨も少なくない。もっとも千年というような単位で見れば、これはイレギュラーであって、いずれは落ち着いていくのかも知れないが……。

 それにしても昨今の大雨はこの時期に限ったことではなく、春夏秋冬、いつどこでゲリラ豪雨が発生するか分からない。まるで道を歩いていて、いきなり刀を抜かれるようなもので、剣呑なこと極まりない。ただ、これだけ科学が発達しても、なお予測不可能なことがあることは、ある意味人間にとって幸いではないかとも思う。

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