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キッチンカーの道程 ① (フードトラック入手編)

2021年 秋口
以前から、大学時代のサークルの仲間が立ち上げた会社にて、いずれ僕は僕なりの得意分野を事業として成り立てて欲しいということで、飲食事業に再挑戦する場を与えてもらいました。

世の中はパンデミックが第〇波と言われることも減り、外出制限等も少なくなってきました。
「さっそく、動き出そう」となったことで、それまで大雑把に知っていたキッチンカーでの営業を行うに当たり進めた事など、オープンしてからの課題も含めてなるべくリアルタイムで発信していこうと思います。

抜けも沢山あると思いますが、皆さんの参考になる部分があるとしたならば本望です。

沢山の話題があるので、何度かに分けて投稿します。
また、現在は出店準備中の段階なので、不正確な情報があるかも知れませんが、その迷走ぶりもお伝え出来たら反面教師としていいのかな?とも思っていますので、あたたかい目でお見守りください。

■概要
・キッチンカーで営業するには?
・どんな法律があるの?
・何から始めれば…


何となくの基礎知識

キッチンカーと言うからには、車と調理施設が無ければ始まらない。
まずは、その資金の大部分を占める車探しからだ!

大手企業など、インターネットで予算と理想に合う車体を探します。
全て新品で!とは行きませんでしたので、走行距離が少なく「とにかく始めよう」が今も続く最初の指針でした。

良い条件の車が見つかる

僕の探し出した車体は、最終的に現役で使用されている車両を中古でお譲りいただくという形で、手に入れることができました。

結構、リサーチまでには時間が掛かったとは思いますが、個人で運営されているサイトまで行きつき見つけ出したので、運が良かったとしか言いようがありません。
たまたま、自分のやりたい商品に近いものを販売されていた車、改造が少なく済むだろう。というのも大きな判断材料でした。

ただし、現物までの距離は600~700Km。
内見に行くにも、東京で乗り換えて...という。色々な用事と合わせて、行く機会があったから良かったものの、現状を見せて頂くのはとても大事です。

個人売買

飲食業しかしたことが無いような僕にとっては、箱があって雇われて、
サラリーマンとしてキッチン内で働く。以外のことは無知同様、またはそれ以下でした。

売って下さる方(仮に Aさん とします)がとても寛大で、僕の不手際にも辛抱強く対応してくださいました。
納品も、Aさんが僕の地元へ旅行のついでに運んで下さるという事で、そのまま陸運局での引き渡しの手続きもご同行してくださいました。

車体の装備と法律

キッチンカーに必要な装備は?
営業する上で必要なもの、衛生基準を守るために必要なもの。
どちらも大事なことですが、最初の段階では前者「営業する上で必要なもの」が頭に浮かぶことが多いかと思います。

冷蔵庫、収納、調理器具、電気あたりが思いつくでしょう。

「キッチンカー 出店」など、実際に始めるために必要な情報を探し始めると、2021年6月1日から食品衛生法の改正で基準が変わったことや、必要な手続きなど、自治体のHPなどを参考にする方が多いと思います。

衛生上のキーポイント

まず、給排水設備が無いと基本的には営業できません。(焼き芋は例外等)
使用する水の量も段階分けしてあり、40L、80L、200Lで提供できる料理の種類や幅が変わってきます。給水と排水の容量も合わせなければなりません。

シンクも、調理器具用、手指洗い用で分けなければならなかったり、手指を洗う水道は非接触水栓(レバーを肘で動かせればOK)など、法で定められた基準があります。

また、害虫等の異物混入を避けるため窓や網戸の設置や、ゴミ箱など設備を清潔に使うための設備が必要です。

営業上必要な設備

火器を扱う場合、換気扇や消火器も必要でしょう。
金銭のやり取りにレジ周りの物(小さい金庫など)。

冷蔵庫や照明には、電源をお借りできない出店場所もあるので、発電機やバッテリーも必要です。
バッテリーも欲しいことは欲しいのですが、高価なため僕は見送りました。

商品を盛り付けるカップなどの器、箸やフォークなどのカトラリー、テイクアウト用の袋も必要に応じて準備します。

最後に

とりあえず、今回はここまでにしますか。
とは言え、この辺りは車を仕上げるに当たって、改めて詰めていき、商品の完成度や仕入れや設備にかかるお金の考え事が気になることと思います。

次回は僕が中古で購入したキッチンカーに必要だった設備と、ある程度見えている車を準備するまでにかかった費用についてにします。

文章を読んで、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、キッチンカーを製作してくれる会社に依頼すれば。というスタートの仕方では無いので、どちらかというとDIYで始めようとしている方に向けて書いているような内容だとお思いかもしれません。

しかし、聞いた噂では。
衛生関係のことを知らずに受注する業者さんもいるようです。
せっかくの自分の城、仕様も把握しキッチンカー製作業者と対等にすり合わせるためのにも、知っておくべきことだと思います。

また、自分が出店しようとしているエリアのキッチンカー仲間や、ネットワークを作っておくといざという時に助け合える関係が作れると思います。


まだまだ、駆け出しですが。
どうぞ、僕のこともお見守りください!
それでは、また次回もご覧いただけたら幸いです。

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