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声紋分析でお母さんの笑顔をつくるには

【キャンピングカーの湯 第1回】

キャンピングカーでできること

「お母さんの笑顔」が、子どもたちの笑顔につながることで、明るい未来を想像します。わたしは、子育ての経験はありませんが、近所のお子さんの見守りサポートや保健室で働いた経験があります。子育てをしているお母さんの気持ちを想像したり、子どもたちに寄り添い、ハッと気づいた事。それは、どれだけ親と子が思いを伝え合い、コミュニケーションができたか?お互いの立場を想像して思いやれているか?私は、お母さんたちはもちろん、女性が元気で生きていくことは、社会の子どもたちにとってもいいことだと考えています。実の母親と離れて過ごした幼少期。そして育ての母親と過ごし、たくさんの愛情と、それゆえの辛さも経験し、今、「お母さん」という人がどんなに愛おしいかを実感している日々。社会の枠の中で生きづらさを感じている人にとって共感できる場所だ、と、今、「お母さん大学」の中で思いを共有しました。これまでの経験や、やってきた保健師やカウンセリングの力を活かし、何かお母さんたちのお手伝いができたらと活動しています。

声紋分析とは

「声紋分析」という心理分析方法をご存知でしょうか。
たった6秒間の「声紋」のデータを取ることで、その人の個性や強み、モチベーションをアップさせる方法などがわかってしまうという分析方法です。
きっと初めて聞いた方には眉唾のように思えるでしょう。しかしながら、これまで1万人以上のデータを取り、実証実験を重ねてきた部分では統計学的に十分なベースができています。

例えば、知的障害のある子の声紋分析をして、その子の強みを見つけ、就職先と連携をすることができたり、子育て中の親子の声紋分析をすると、親と子の違いや、子どもの個性が可視化できるので、コミュニケーションがスムーズにいくようになったりします。

現在、大手企業研修などにも多く取り入れられ、社内の人員配置や社員同士のコミュニケーション、個人の能力を最大限に生かせるようにと活用されています。

声紋分析との出会い

私は孤児の施設で育った生い立ちや、里親に育てられた経験を伝える活動をしています。学校で得られる知識や体験が全てではなく、当たり前じゃないことは悪いことでもありません。個性豊かに自分らしく生きようとする子どもたちや子育てをするお母さんたちにこそ、個性を知ってもらいたいです。個性は「声」に現れます。声優を目指していたこともあり、声への関心が高まりました。「声紋分析」の柊木匠先生に出会い、初めて先生の考え方や技術、システムを知り、自分のやりたいこととつながるような気がしました。

「キャンピングカー」で全国を旅しながら、お母さんたちに出会い、その魅力に触れるとともに、自身の体験を伝えていくことが夢。母子の絆の素晴らしさに気づく心をプレゼントすることができるでしょう。

今回、その「キャンピングカー」の夢を叶えていく第一歩として、母の湯の中で、声紋分析の話を改めて聞きたいと思い、柊木匠先生にお願いしたところ、快く承諾いただきました。

柊木匠先生について

(株)ライフスタイルマネジメント 代表取締役で、ライフスタイルカウンシル 代表、物理学者で心理学者の柊木匠先生は、九州大学大学院を卒業後企業に就職。半導体の開発や経営企画、人事戦略など異例の経験を持っています。「特許の申請もして、労災認定の申請もやったことがあるのは自分だけではないか」と笑いながら、お話ししてくださいました。

新規事業などに携わり、仕事が面白いと思っていた最中、そのあまりの忙しさに、ある日倒れてしまった柊木先生。ドクターストップがかかりました。休養している間に心理学や精神世界の本に出会い、ふと、「これって、物理と結びつくのではないか?」と思ったそう。物理学者で精神論を語る人はいなかったことから、ブログを書くようになりました。そのブログが出版社の目にとまり、本を出さないかと提案されたといいます。これが人生の転機でした。

声紋分析が社会の中のさまざまな場面で活用されていったらきっと、多くの子どもたちが誤解されずに成長していくことができると思います。今、やりたいことが見つからない子どもたちが多いです。そのために必要なのは、たくさんの経験です。経験をするためには周りの大人たちがその子を理解してやらせてあげたり、環境を与えてあげたりすることです。
「自己理解」→「他者理解」→「相互理解」が広がることで、社会は平和になりますよ。

柊木先生の口から出てくる言葉たちは、今の社会課題を解決していく最初の部分に直結しているものばかりでした。家庭にいても親の顔色を見ている子どもたちにしてはいけない。周りから外れたことをしない、みんな一緒、みんな仲良しの「みんな軸」ではなく、自分が何をしたいか、ということがはっきりと言える「自分軸」の子どもたちを育てていかなければ。
子どもが何かいたずらをしたときに、聞いてみてください。「なんでそれをしたの?」。ほとんどの子どもたちが「なんとなく」。と答えることでしょう。

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声紋分析でお母さんを笑顔にするために

子育てがある程度落ち着いたお母さんたちが、さまざまな資格を取得してはママ起業に結びつけようと躍起になっている風潮があります。思い通りにならず、資格ばかりが増えていく傾向はありませんか?
10年間自分探しをしても見つからなかった自分が6秒間でわかるとしたら?あとの10年間は自分の力を伸ばしていく時間に使えます。

「できること×したいこと」でキャリアデザインをしていくのが柊木匠先生の声紋分析です。

お母さんを取り巻く社会課題はたくさんあります。産後うつ、発達障害、不登校、お受験…。
よく、3歳くらいで自我ができる、と言われていますがその根拠はどこからきているのだろう?3歳までは母親が育てたほうがいい、というのは誰が言ったこと?お母さんが自分らしく仕事もして輝いているほうが子どもにとっても幸せ、というのは子どもたちの気持ちを調べたの?
たくさんある情報の中で何を信じるのか、何を選択していくのか、それは自分自身の経験のみが教えてくれるのかもしれません。

先生はこう話します。

家庭はお母さんだと思う。お母さんが元気ならその家は元気。
お母さん自身のモチベーションを上げてあげることができたら、それは誰もが自分らしく生きられる社会をつくることにつながっていくのではないか。

柊木先生と、お母さんと。
一つの希望がつながったような時間でした。

母の湯では、「キャンピングカーの湯」が社会課題解決の湯になるよう、これからも時間を重ねていきます。

湯番 木下和美






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