見出し画像

結局アマビエって何?

 こんばんは。学校が遠隔になってからというもの、元々無い集中力が消え去りました、はっさんこと波波迦です。
 本日は、コロナが始まってからブームになったアマビエについて紹介します。疫病退散ということで、アマビエだけでなく赤べこもブームになっているみたいですね。(今さっき「マツコの知らない世界」で売り上げが20倍になったとか言ってた)かわいい。

アマビエ伝説とは?

 アマビエという名前は知っていても、結局のところどういう話があるのかを知らない人が結構多いかもしれないので、簡単に解説します!

始まりは肥後の国(現熊本県)
 
1846年のこと、毎晩、海中に光る物体が目撃された。
するとある日、波間からアマビエが姿を現し「これから6年間は豊作が続くが、疫病も流行する」と告げた。そして厄除けのため、自分の姿を人に見せるよう伝え、海の中に姿を消したのであった。

 この伝承によって、当時多くのアマビエの絵が疫病退散のお守りとして出回っていたのかもしれませんね。

『肥後国海中の怪(アマビエの図)』(京都大学附属図書館所蔵)

実は…私もいるんです。疫病退散!神社姫

 実は一躍有名になったアマビエとは別に、疫病の流行を予言した妖怪がいます。それが神社姫です。友達にお守りにどうぞって言って手紙とともに神社姫のリアルな絵を送ったら、引かれたのか、2週間ぐらい音信不通になりました。(今でも普通に仲良いです)

神社姫伝説

 神社姫は1819年、肥前の国(現長崎県)に現れ、「我は竜宮からの使者」と名乗ったそうです。そして、豊作とコレラの流行を予言しアマビエと同様に自分の姿の写し絵で難を逃れるように告げたと伝わっている。

「神社姫」湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵

 「我は竜宮からの使者」と言われると、リュウグウノツカイしか出てきませんねwちなみに全長6m、2本の角を持っていたという細かい表記もあるようです。アマビエと比べると少々不気味ですが、こんな姿の生き物が海からひょこひょこ出てきたらちょっと応援したくなりますよね。とか、竜宮の使者にそんなこと言っていいのでしょうか。

疫病に関係する妖怪たち

 疫病から身を守るために、日本各地にこのような伝承のある妖怪が存在しているそうです。
 昔の人も、今の人も疫病の脅威に恐れていますから、何かにすがりたくなる気持ちはすごくわかりますね。妖怪好きとしては、これを機に妖怪を好きになる人が増えればな、と思ってます。

以上、波波迦でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?