羊をめぐる冒険をよんだ

村上春樹が小説家として生きていくことの覚悟を決めた本らしい。

この本を読むきっかけはYouTubeで元乃木坂46の橋本奈々未さん(はしもとなって打ったら橋本奈々未って予測変換に出てうれしい)が北海道をテーマにした小説を紹介しているのをみたのがきっかけだ。ほかにもノルウェイの森や阿寒に果つなどを紹介していた。

村上春樹の小説は難しい。難しい?あってるのか?それともわからない?が適切か。小説を読んだ後頭が真っ白になってしまう。読後感は喪失的な感情になってしまう。

たぶん難しい(わからない)と思っている要因の一つに作中で登場する曲が古くて聴いたことない曲ばかりというのもあると思う。その場面での心情描写に手助けとなってくる音楽の面からのアプローチが受け取れないので伝わってくるものが減っていると感じている。

その都度調べて聴けばよいのだけど飛ばして読んでしまう。。。ゆっくり読むことを心がけます。

気になった箇所やお気に入りの分があればページを折って目印にしているが最初の方は折り目が気になる文に重なるようにページを折っているが飽きたのか途中から上を少し折り曲げる程度になっている。これも気づき。

いいかい、誠実な仕事なんてどこにもないんだ。誠実な呼吸や誠実な小便がどこにもないようにさ

p93

この一文からとてつもない村上春樹臭がするのすごいよな。感激だわ。

様々な時代が生んだ様々な二流の才能が莫大な金と結びついた時に、このような風景が出来上がるのだ。

p124

こういう皮肉めいた文章も素敵。くすりとくるものがある。

他にもページを折った個所が何個もあるのだけれど、書くのはこれくらいにしておく。

キーポイントは弱さらしい


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