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東京ドーム

6月がやってきた。やってきた、というよりもどちらかといえばこちらから参ったという方が正しいのかもしれない。6月じたいがこちらへわざわざ来るわけではない。ぼくらが6月へと赴いて、時間が経ったらお暇して次月の扉を叩いて…をずっと繰り返しているので、6月はずっとそこにある。ぼくらが変わり続けているだけなのかもしれないが、ぼくらはずっと同じ場所にいて、紙芝居みたいにペラペラとめくられていくだけで、やっぱり6月がやってきた、というのも間違いではないのかもしれない。
まあ、どちらでもよいし、どちらも間違っているような気がする。ぼくらも6月も一緒に動いている。
6月がやってきた。6月になると毎年憂鬱になるのが梅雨の存在だ。湿気とのたたかいだ。あのもあもあとした息苦しさでただただ不快になる日がそこまで迫っているのかと思うと憂鬱でしかたがない。6月も1/3が過ぎたが、まだ梅雨入りはしていないみたいだ。まだ窓をあけると涼しい風が部屋に入ってくる。最低気温が20°以下の日が続いているいまのうちに、いまの気候のありがたさを感じておこう。

先週末の金曜日は有給休暇を取った。昼までゴロゴロして、15:00前くらいから普段行けない飲み屋さんに行って一杯飲んだ。神保町にあるランチョンというビアホールでビーフパイをつまみに飲んだあと、魚勝という立ち飲み屋さんでマグロのぶつ、カマ煮なんかをつまみにバイスサワーなどを飲んだ。マグロカマの煮付けはほぼ毎回のように注文している。カルチャークラブの「カーマは気まぐれ」、またはビートルズの「プリーズプリーズミー」を口ずさみたくなるほど美味しい。

マグロカマの煮付け。
カマカマカマカマカマの煮付け〜♪
と替え歌を歌いたくなるほど美味しい。

魚勝は平日しか営業していないので、ゆっくり気兼ねなく飲めるのは有給休暇を取った日くらい。金曜日に行ったときは一番乗りだった。
仕事が早く終われば行けなくはないけど、めちゃ人気店なのでギリギリ入れたらラッキー!みたいなお店。また機会を作って行きたい。

程よく酔ったところで、神保町から歩いて東京ドームへ向かった。ジャイアンツ対バファローズの交流戦を観に行ってきた。

4Fの最上段の席でいちばんグラウンドから遠くて、たぶん最安値(税込2,200円)の席だと思うだけど、後ろが壁で誰もいないということもあって居心地よく観ることができた。
この日、一度席を確認しつつ荷物を置いて買い出しへと向かっているときに、大学の頃の同級生を見かけた。一瞬のうちに声を掛けるか迷ったが、びっくりしたままの気持ちで声を掛けた。こちらはバファローズのレプリカユニフォームを着ていて、同級生はジャイアンツのレプリカユニフォームを着ていた。一緒にいた旦那様も紹介していただき、どうもどうもと頭を下げた。まさか、久しぶりの再開が東京ドーム4Fの通路になるとは。

そして、日曜日も東京ドームへ行ってきた。この日は両親と祖母と一緒に観戦した。両親と祖母はジャイアンツファンなので、ちょうどいいなと思って。普段は外野席、内野の遠い安い席で観ることが多いのだが、この日は折角なので少しだけいい席でみたかった。

バファローズ練習中。
手前の白髪の方が祖母です。

普段よりも近くで観ることができて楽しかった。試合後、両親も祖母も楽しかったと言ってくれてうれしかった。出来の悪い息子だが、少しは孝行みたいなことができたかな。

観に行った二日間共にバファローズが勝ったこともあって楽しい週末になった。今年はオープン戦から観に行く試合すべて負けていた。まあ生で観ることができて負けてもまあ楽しいよね、と思ったりもして、それはそれで間違いではないのだが、やはり好きなチームが勝つと帰り道が楽しい。

バファローズの試合は来月は対ロッテ戦を観にzozoマリンスタジアムに行く予定。それと8月に本拠地京セラドームに行きたい。もう新幹線と宿はおさえているので、あとはチケットが取れるかどうか…。

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