隣の席のツンデレ子
あけましておめでとう。俺だ。
前述の自己紹介記事の通り、俺は非モテをこじらせた人生を送ってきた。
このnoteでは、思い出として俺の過去の恋愛について書いていきたいと思う。
※ちゃんと付き合った人は5人しかいないので、片想いやワンナイトも等も含む。
今回は、高校時代の隣の席のツンデレ子について思い出しながら書いてみる。
【出会い】
彼女と初めて接点を持ったのは高2のとき。
当時の俺は男友達はいるものの女子とは全く話せない雑魚キャラだった。
ある日、席替えで隣になったときに話しかけてきた。
🙋♀️「俺くんってなんでそんなキモいん?笑」
それが彼女の第一声だった。
「いや最初の会話からキモいって失礼すぎん???何こいつ???俺の何を知ってんの?確かにキモいことは認めるけど??てか疑問系で聞かれてるけどなんて返したらいいの?反論?それともおもろくツッコむ?わからん!」
と様々な感情が出てきたのだが、俺の選んだ返しは
👨「あ、ご、ごめん…」
だった。目も合わせられずに下を向きながら言った。
🙋♀️「は?やっぱキモいね笑 でも面白いww」
彼女は笑いながらそう言った。
何が面白かったのかはわからないが、キモいと言いつつも俺に興味を持ってくれていた。
それが素直に嬉しかった。
そこから毎日話しかけてくれたので、コミュ障の俺もさすがに少しずつ話せるようになってきた。
🙋♀️「今日もキモいね」
👨「うるせーよ」
🙋♀️「お、ちょっと生意気になってきてる笑」
みたいな会話をする日々。
ドMな俺は、だんだん彼女のことを好きになっていた。
初めて俺に構ってくれた女の子である。
しかしその子は隣のクラスに彼氏がいたのである。
男友達からそれを聞いて絶望したのを覚えている。
「そうだよな、どうせ俺なんかいじられて終わりだよな。男として見られてるわけないよな」
そんなことを思っていた。
ある日、その子が彼氏と別れた話を聞いた。
高校生にありがちな、くだらない喧嘩別れだ。
俺は内心喜んだ。
そのタイミングで「め、メアド教えて…」と言ってメアドを聞き出すことに成功!
俺たちは毎日のように連絡を取り合った。
実際の会話はコミュ障でも、メールでなら普通に会話することができたのだ。
メールの中では、彼女は普通に接してくれた。
毎日メールを楽しんだ。
彼女からのメールだけは着信音を変えたりと、ガチ恋状態だった。(LINEがなかった時代、懐かしいね)
【変化】
しかし、次の席替えで離れ離れになってから、少しずつ俺たちは疎遠になっていった。
席の隣だからくだらない話題でも話しかけられたのに、遠くなってからは
「わざわざ話しかけにいくほどの話題もないな…」
と塞ぎ込んでしまい、接点は減っていった。
同時にメールの量も減っていき、途絶えてしまったのだ。
高3ではクラスも離れてしまい、接点は減っていったが俺はまだどこかで好きだった。
【熱愛復活】
高3の俺は、少しずつ女子と話すことに慣れて、女友達が増えていた。
ある女友達が、俺の好きだったツンデレ子と親友ということもあり、うまく間を取り持とうと動いてくれた。
「俺くんのことどう思ってるか聞いてみるね!」
その子はそう言ってくれた。
ツンデレ子の答えは
「あいつ自分から話しかけてこないから無理!もしアプローチがあったら考えなくもないけど」
とのことだった。
それを聞いた俺は、ツンデレ子の誕生日にプレゼントをあげることにした。
ツンデレ子の好きなポケモンのグッズを隣のクラスまで持って行って
👨「こ、これやるよ。好きやろ?」
と若干のドヤ顔で言った。
相手からの返答は
🙋♀️「え、ありがとう!意外とできるやん。今度デートしてあげてもいいよ」
だった。
死ぬほどドキドキした。ツンデレな彼女の表情はとても可愛かった。
そして俺たちはデートをすることに。
しかし、日程調整もままならないまま受験勉強シーズンに入り、俺の人生初デートは実現することはなかった。
(正直、どうやって実現させればいいのか、何から決めればいいのか、経験値の少なすぎる当時の俺には何もわからなかった。)
【卒業式】
お互い受験が終わり、あっというまに卒業式を迎えた。
俺は極度の寂しがりでおセンチで、卒業式とかは大号泣するタイプ。
その日も高校時代の辛かったことや友達や先生への感謝を思い出し、泣き尽くした。
卒業式が終わり、みんなで写真を撮ったあと、ツンデレ子が俺のところに来て言った。
🙋♀️「第二ボタン、もらってあげてもいいよ」
俺はドキドキオドオドしながら第二ボタンを差し出した。
🙋♀️「ありがと。まあ俺くんのボタンなんて大学生になったらすぐ捨てちゃうかもだけど笑」
最後までツンデレ発言をする彼女はとても可愛らしく見えた。
思えばこのときに告白するなり、大学生になったら遊ぼうねとか言ったら良かったな。
(何回後悔したことか…)
【その後】
大学生になってからはすっかり疎遠になってしまった。
"第二ボタン事件"のときに告白すれば良かった…
何度も後悔したが、過去は過去。
大学で他の子を好きになってからはツンデレ子への気持ちはなくなってしまった。
自分としても、「俺が勇気を出せなかったから悪い」と俯瞰して納得できた。
そして数年後、社会人になってから友達の結婚式で再会した。
やっぱ俺のことちょっと好きやったんかーーーーい!
男側が勇気出すのって大事だなと改めて思った出来事でした。
悔しいけど、数少ない青春時代の甘酸っぱい思い出。
インスタを見ている感じ、今では結婚して幸せに暮らしているらしい。
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