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40代で人工股関節置換術を受けた話(手術にまつわるお金や手続きの話)※3月15日追記

こんばんは。今回は手術に関係したお金や手続き、術後の二か月ほどで掛かった費用や戻ったお金のこととかをツラツラ書くことにします。

都立病院の手術代と11日間の食事代で約12万弱かかりました。(大部屋だとベッド代は不要)
入院にあたって必要なものは自宅からほとんど持参のため、雑費はそんなに掛からないけど、タオルやパジャマのレンタルをすると1日数百円かかる。
手術費用に対しては高額医療制度と限度額認定制度が使えます。(詳しくは自分の加入している健保とかで調べてくださいね)
限度額認定証というのは健保に申請すると借りられるもので(要返却)、
月にいくらまでの医療費を本人に払ってもらいますが(収入による)残りは健保が払いますよという証書で、窓口で100万円請求されてびっくり(・・;)というのを防げます。(あとで高額医療制度を使えば返還されるけど数ヶ月かかる)所謂ワンストップサービスというやつです。
近年はマイナンバーカードとパスワードで保険証を紐付けしているとそれを自動でやってもらえるので必要なくなるもののようです。(先回りして手続きしちゃったから使ったけど)
※証書は使う場面がなくなったら健保に返却します。
※3月15日追記:健保から付加給付金が振り込まれました。支給金額は窓口で支払った金額の6割強ほど。

退院日とかに生命保険だとか会社への手続き用の診断書だとかを窓口に依頼すると思うから、ある程度先に持って来られるものは印刷して持っておくといいです。

生命保険。私は都民共済の最低限の保障内容だったけど、支払われました。(日額4,500円くらいかな)
これは各社用紙があるので事前に取り寄せができると思います。
共済だとマイページの登録とかすればネットから申し込みできます。
病院には診断書とか保険の申請用紙を書いてもらうのも一通いくらとかお金がかかるので何を何枚必要かなどは事前にしっかり調べておきたいです。
(一応文書課のある大きな病院だったので窓口の人も慣れていて、必要書類をしっかり用意すればどういう書類になるかなど教えてくれました)
それから健保の傷病手当、これは私はこれから申請するけど、用紙は健保のサイトでダウンロードが一般的かと。(この文書費用は保険適用なんですって)
あとは年末調整で医療費控除だとか、配当控除だとか色々あって、数万円の還付があるようです。
手術費用は保険適用で約80万から100万円ほどですが、こうして色々使うとほとんど戻ってきます。
高額医療制度して健保の限度額認定とかちょっと意味がわからないんですが、健保と共済の保障で手術費用はほぼ賄えてしまいます。
なので、金銭的理由は手続きさえすれば大丈夫なレベルだと思います。
(病棟の事務の人もいるのでわからないことはすぐ聞けます。早めに色々用意するようにしてたらめっちゃ親切にしてくれました。普段とても苦労されてるんだろうな……わかる!わかるよ!!)

人工股関節になると昔は障害者手帳がもらえましたが、普通に手術が成功してる人は医師からの証明は出さないようになったと手術前に説明を受けた記憶があります。あんまり知らなくてへー、ちゃんと健常者と同等になるということかあと呑気に聞いておりました。
手術の後遺症で歩けないなどの場合は出るし、それが認められると等級が4級でも厚生年金加入者なら障害者年金も出るようです。
私の状況だと、神経麻痺が残って不便な部分はあるけど歩けるので認定は下りないと思います。

退院直後に必要なものを買い揃えたのは、高さのある風呂椅子と杖(2本必要だったけど一本は夫の祖母(他界)のを借りたので購入は一本)、それと、室内履きで約1万円くらい?
それと、在宅勤務のために椅子を購入。3万円強だったと思います。

結構掛かってるのが、その後の整形外科でのリハビリを毎週と、隔週くらいで近所で鍼灸を受けてるので、そこはかかってます。
鍼灸は術後の不調や浮腫みの改善だとかを、リハビリでマッサージと運動機能指導という、我ながら手厚いサポートを受けております。
これもかなり恵まれてる部分だと思っています。
元々幼少期に手術を受けた部分は定期的に整形外科で(年一度程度)レントゲン撮影をしていた、またその手術の影響から来る不調で漢方を取り入れた医療を受けていたという縁があります。

あと、先日出会った靴のオーダーメイド。(多分一番気になるやつ)
室内履きとしてSIDASのUTIPPAというサンダル約10,000円のものに加工費として10,000円、税込22,000円(2024年2月現在)でした。
加工はすんごく丁寧にしてくれます。
ソールを補高、足の大きさに合わせてカット、つま先とかかとの部分の底のカーブの調整、出来上がってから履いて歩き方を見て微調整。
右足外側にかかる力を戻すために履く面にゴムを張るなどしてくれました。
(室内履きがあるのとないのでは全然違いまして、左右の脚長差が3センチあるため、短い脚に体重がかかりすぎて立っているのがつらかったのですが、キッチンに立って作業をしてもこれなら疲れないです。

長い左側の股関節の動きが窮屈だったのが改善される。
室内履きは急いでやってくれて、行った次の日に仕上げてくれました。(営業日などによる)


外履きの方は
NewBalanceの996(UNISEX)本体は14,800円。
靴の空間調整6,000円
中敷き7,800円
ソール交換(補高)9,000円
合計37,600円、税込41,360円也(2024年2月現在)

996買うだけなら高いけど、不便になっている状態の自分の足に合うようにカスタマイズをしてもらえるので相場からしたらかなり良心的な価格設定だと思いました。(眼鏡いいの作ったら5万円とか10万とかするし)
ソールもいろんな色があるので面白い色にするのもできます。
今回は初めてだから馴染む系の色にしましたけど…

一応、こういうものの自治体の助成金はないか調べましたが、条件があって、障害者手帳がいること、既製品ではないとか、装具の形状だとか色々あるようです。

今はあんまり外出しないので、被服費、コスメなどの費用が抑えられてるからなんとか。手術によるものは抑えられるけど、その他の出費は結構いたいかも!なので、入院をきっかけに退職などはしない方がいいです。
休職すると、その分傷病とか請求できますし。
福利厚生しっかりめの会社なら、傷病休暇もあったりで続けることができるようになっていますので、そこは色々と頑張って権利の行使を模索していきましょう。

だいたいこんなところでしょうか。
調べるといろんなことがあって、何をどこまでやればよいやら…ですが、
順番にやっていければと思います。障害者年金のことなんて私は夫に言われるまでなにもしらなかったです。(受給はなさそうですが)
とにかく手術を検討されている人がなんとなくの目安にできればと今回も思いつくまま書きました。

ではまた。

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