ハギワラジュンタ

小説を書いています。 時々、どんなジャンルの?と聞かれます。 SFっぽい物が多いです。…

ハギワラジュンタ

小説を書いています。 時々、どんなジャンルの?と聞かれます。 SFっぽい物が多いです。短い小説が多いです。 脚本も書きます。

最近の記事

平安時代の食べ物を食べに行こう~1000年前の過去へタイムトラベル~

今から遡る事、1228年前。鳴くよ鶯平安京でお馴染みの794年に 桓武天皇が京都に都を移した事で平安時代が始まった。 それから、鎌倉幕府が開かれるまでの約390年間。藤原なにがしやら、平のなにがしが権力の中枢に君臨し、源氏物語や枕草子に代表されるような華やかな貴族文化が京の都に展開されたのである。 しかし、時は流れ令和4年。今京都の街を歩いてみても当時の面影を残す物は少ない。平安時代は古となりはて、その上に室町時代や応仁の乱や信長や秀吉や江戸時代や幕末などがまるで地層のよ

    • 最高に面白い小説を書いた

      物語の書き手は二つの世界を生きる事ができる。 一つはもちろん今、生きているこの世界。皆さんも生きているこの現実世界。 そして、もう一つの世界。 それは、自分で作り出した物語の世界。 分かりにくいと思うので、具体的に説明しよう。 [俺の名前はハギワラジュンタ。物書きさ。] こう、一文書いただけで物語の世界に自分を登場させる事ができる。これで書き手は物語の世界で生きる事ができるようになるのだ。アバターみたいな感じ。 そして物語の世界は自由で何でもありだ。その世界に登場

      • 【文系】超文学的なカレーを作ろう

        こんにちは。ハギワラジュンタです。 最近、「ラムダ技術部」というYouTubeチャンネルにはまっています。 そこで今日は「ラムダ技術部」さんの人気シリーズ「【理系】超精密な料理を作ろう」を勝手に丸パクリして、「【文系】超文学的なカレーを作ろう」をやってみたいと思います。 それでは、早速参りましょう。 【文系】超文学的なカレーを作ろう こんにちは。ハギワラジュンタです。 これから、文学的表現を用いて、できるだけ曖昧にカレーの作り方をお伝えしようと思います。 ちなみに、

        • 人間らしさと珈琲と矛盾に関するエッセイ②

          ここからは、矛盾に関する話。 「喫茶店での待ち時間が暇だったので、その間にコンビニに行き、ペットボトルのコーヒーを購入した。これを飲みながら、席が空くのを待つ」 こんな内容のテキストと適当な写真をつけて、Instagramのストーリーに投稿をしてみた。 すると、一人のフォロアーからリアクションが来た。 そのリアクションはたった一言だけ。 「圧倒的矛盾!!」 ああ、なるほど。良い返信。 誰かの返信に対して、良いだの、悪いだの言うのは凄く偉そうだけど、でも、やはり良

        平安時代の食べ物を食べに行こう~1000年前の過去へタイムトラベル~

          人間らしさと珈琲と矛盾に関するエッセイ①

          とても嫌いで、でもまた一方で好きな言葉がある。 「人間らしさ」 この言葉が嫌いだ。もっと言えば嫌いなのは「『自分の』人間らしさ」だ。 何故なら、「人間らしい」人間は魅力的ではないから。人間は集団で生きる生物なので、多数の似通った個体がいる集団内で魅力的であるためにはできるだけ差別化を図った方がいい。 つまり、「人間らしくない」方が魅力的なのだ。 大谷翔平はとても「人間らしからぬ」運動神経の持ち主だし、エマワトソンはとても「人間らしからぬ」美貌の持ち主だ。だから、彼ら

          人間らしさと珈琲と矛盾に関するエッセイ①