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自分を大切にしてほしいから、あなたを病気にしたのです。

このnoteでも何回も書いてるけど、私には持病があります。

31歳のときに、道を歩いていたら突然腹痛に襲われて、タクシーでクリニックに行ったら、すぐに大きい病院を紹介された。

診断は
「総胆管拡張症」。

肝臓と十二指腸を繋ぐ総胆管という管が、生まれつきの奇形により膨張していた。

手術しないといけないと言われ、それまで、健康優良児として生きてきた私は、ショック過ぎて病室で泣いたよ。

手術の後も、後遺症で高熱が続いて会社を辞めた。


後になって、「なんで病気になったの?」って自分の中に聞いてみたことがある。

私は、病気になってから、自分の心の声が聞こえるという特殊能力を獲得したのだ!

ウソです。

みんな、こういう能力がそもそも備わってるんだと思う。抑え込んでるだけで。


で、心の答えは、


「自分を大切にしてほしかったから」


確かに、私は子供の時から病気知らずで、体力も好奇心も行動力も人一倍あり、やりたいこと全部やりたい、自分は何でもできるって思って生きてきた。

休むなんて知らなかった。
やりたいことがいっぱいあった。

でも、病気で急ブレーキかけられた。
苦しかったよ〜。
いろんなこと諦めた。

いま思い返しても、本当に、自分を大切にするなんて発想は全く無かった。

そんなこと誰も教えてくれなかった。

ずーっと、より上手に、よりたくさん達成するのが幸せ、みたいな価値観で生きてきたから。


でも、不思議なことに、病気でできないことが増えて、人に頼ることを自分に許し始めたら、ピタッと高熱でなくなったんだよ!

すごいね、私の体!!

いまは、幸せの定義がだいぶ変わった。
目に見えるものに踊らされなくなった。


だから、いまは、自分を病気にしてくれた自分に、心から感謝しています。

自分の人生が滞るときは、焦って何かをするよりも、自分を大切にしてないかもと意識する方が、効果があります、私は。

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