見出し画像

【大学入試対策】日本史千本ノック Part.15

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

👇前回までの問題を閲覧したい方はこちらから!👇

問題
✅第1問
最初の衆議院議員総選挙とその後の帝国議会に関して述べた文として誤っているものを、1~4から1つ選べ。(駿台模試)
1 この選挙では、立憲改進党等の民党が過半数を占めた。
2 この選挙での有権者は、総人口の約20%にすぎなかった。
3 予算案や法律案は、帝国議会の同意がなければ成立しなかった。
4 帝国議会は、衆議院と貴族院の両院で構成された。

✅第2問
条約改正交渉の過程で起きた出来事に関して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(駿台模試・改)
1 大津事件の裁判で、政府は犯人を死刑にするよう裁判に圧力をかけた。
2 津田梅子らの留学生が、政府が欧米に派遣した使節団に同行した。
3 政府は、外国要人を接待する社交場として、日比谷に鹿鳴館を建設し
  た。

✅第2問
第2次山県有朋内閣の政策に関して述べた文として正しいものを、1~4から2つ選べ。(常葉大・改)
1 軍部大臣現役武官制を廃止した。
2 文官任用令を改正した。
3 華族令を公布した。
4 治安警察法を公布した。






解答
✅第1問
正解 2

解説
1889年に公布された衆議院議員選挙法では、直接国税15円以上を納める25歳以上の男性に選挙権が与えられました。総人口のうち有権者が占める割合は全体の約1.1%を占めます。
20%ほどの割合にまで上昇したのは、1925年の普通選挙法。直接国税の納税額が初めて撤廃された時です。

✅第2問
正解 2→3→1

解説
条約改正について、以下の画像を参照してみましょう。
津田梅子は、岩倉使節団に同行した人物として覚えておきましょう。

山川出版社『詳説日本史』286ページ

✅第3問
正解 2・4

解説
第2次山県有朋内閣の政策は入試頻出!絶対に覚えておきましょう。

軍部大臣現役武官制
 陸・海軍の中将・大将から陸軍大臣・海軍大臣を任命

文官任用令
 政党員が官僚に進出するのを防ぐ政策

治安警察法
 社会主義・労働運動・農民運動に制限をかける

選挙法改正
 直接国税の条件を15円以上から10円以上に引き下げ

・地租増徴案の可決 2.5%→3.3%



ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?