【大学入試対策】日本史千本ノック Part.21
ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、10回ごとにサムネの球団を変えるという誰得な遊びをしているわけですが、今回からは阪神です。
そういやパワプロの新作が先週発売されました。私は事前予約していたので当日に即効始めたわけですが、とにかく阪神がゲーム内でも強いこと強いこと……DeNAを操作するペナントがなかなか大変です(笑)
というどうでもいい話でした。気を取り直して本日はこちらの3問です。
👇前回までの問題を閲覧したい方はこちらから!👇
問題
✅第1問
鎌倉時代に起きた有力御家人の勢力抗争に関して述べた次の文について、古いものから年代順に並び替えよ。(進研模試・改)
1 有力御家人の三浦泰村が滅ぼされた。
2 有力御家人の比企能員が滅ぼされた。
3 有力御家人の和田義盛が滅ぼされた。
✅第2問
鎌倉時代の貨幣経済について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(進研模試)
1 宋から輸入された乾元大宝が用いられた。
2 遠隔地間の決裁を割符で行う為替が用いられた。
3 問丸とよばれる金融業者が営業していた。
4 取り引きの際に、良銭を求めて悪銭を拒む撰銭がひろがった。
✅第3問
室町時代に守護に与えられた権限の内容について述べた次の文X.Yと、それに該当する語句a~dとの組合せとして正しいものを1つ選べ。(進研模試)
X これを利用して、守護は荘園・公領の年貢半分を兵粮米として使用した。
Y これを利用して、守護は幕府の下した裁決を強制的に執行した。
a 半済 b 下地中分 c 使節遵業 d 刈田狼藉の検断
1 X-a Y-c 2 X-a Y-d
3 X-b Y-c 4 X-b Y-d
解答
✅第1問
正解 2→3→1
解説
鎌倉時代の時期整理は、執権ごとに覚えることをオススメします。
比企能員が滅ぼされたのは初代執権・北条時政のときです。
和田義盛が滅ぼされたのは2代執権・北条義時のときです。
三浦泰村が滅ぼされたのは5代執権・北条時頼のときです。
✅第2問
正解 2
解説
1
鎌倉時代は宋から輸入された貨幣が用いられていましたが、乾元大宝は村上天皇の治世のころに鋳造された国内で生産した貨幣です。
乾元大宝については、本朝十二銭のラストということもあわせて覚えておきましょう。
3
鎌倉時代の金融業者は借上です。問丸は物資の運送、委託販売を行う業者です。
金融業者については
鎌倉時代:借上 室町時代:土倉・酒屋
と時代ごとにマスターしておきましょう。
4
撰銭が広がったのは室町時代に起こった現象です。
✅第3問
正解 1
解説
誤りの選択肢についてみていきます。
下地中分は、鎌倉時代に地頭が荘園を侵略したことに伴い、荘園領主と地頭とのあいだで土地を折半し、お互いの土地にはそれぞれ介入しないという取り決めを指します。
刈田狼藉とは、所領争いが起こった時、その所領が自分のものであることを主張するために、その所領の稲を刈り取ってしまう行為のことです。守護はこのような行為を取り締まることが室町期に認可されるようになりました。
ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。
神曲です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?